<綿流し編>〜魅音編〜 龍騎士解説 〜最多の可能性〜 雛見沢での生活はいかがでしたか? 祟りか、陰謀か。疑心暗鬼を存分に楽しまれたと思います。 いよいよです。奇襲なしの真正面からの事件を、お楽しみ下さい。 難易度は鬼隠し編に劣りますが、非常に悪質です。 日曜、おもちゃ屋の部活から始まる。 おもちゃ屋で待ち合わせの梨花「今日は早く終わったので、だいぶ待ってましたですよ。」祭りの準備や練習だろうか。 予選終了後、魅音が勝負を預かるという。勝負方法と日時は未定。ギャラリーは雛見沢も興宮も全ての人間の目の前で。 理由はゲーム中に魅音に電話がありバイトに行くというもの。 この時お店のおじさんから人形を魅音以外の全員が貰い、圭一は自分が貰った人形を一瞬魅音にあげようとして結局レナに渡す。 翌日部活、シンパシー。 エンジェルモートで詩音(本当は魅音)と初遭遇。初バイトで初めての客だという。 当日、シンパシーの罰ゲームでメイドのカッコで鞄持ちやらされた情報が詩音に入っているものの、 直後のTipsで「たまに電話で話すくらいで私も全然会ってないし」などと言って否定。 圭一の「お前、魅音・・・だよな?なんでこんな所で働いてるんだよ?」に対して「叔父さんの店の手伝い」と返答。 圭一に対して「お姉がいつも話している人だから・・・知ってたわけで・・・」と話す。これは理由として通らない。 電話で話しただけで、圭一から「部活」に関する話は振っておらず、魅音は興宮以外にも顔がきき 同い年くらいの知り合いも多い。(先日のおもちゃ屋イベント参照)つまり、これは魅音。 この時圭一は「詩音=架空の人間」だから「魅音には絶対似合わないけど詩音は似合う」という言い方をした。 が、この一言のせいで魅音は「詩音として」圭一とやり直したいという考えになってしまうのである(´;ω;`) tips:詩音って本当にいるの?にて 沙都子は詩音の存在すら知らない。梨香は詩ぃですか?といいながらあまり会ったことは無い。 何年か前に法事の集まりで会ったような気がする、という程度。魅音の双子なら興味沸くので覚えていると思うが・・・。 カレー勝負で昼抜きになる圭一。 帰り際、今日もバイトだという魅音。 思わずウェイトレスという圭一にそれは詩音という。 そして途中で帰宅しても何も無い事を知る魅音。 行きがけに圭一に差し入れを思いつく。 帰宅直後に詩音の訪問にて弁当をもらう。 >お姉が学校に持っていったハンバーグの残り、というがこの二人は同居していない。 つまり、これは完璧に魅音なのである。 そして勝負の時、ごはんを取った事を詫びる。魅音がそんな事話すわけもないので、やはり本人のフォローなのだろう。 Tipsごちそうさま 魅音に弁当箱を返す。この時の反応も魅音本人らしい。 翌日、体育の授業に部活をしようとするも梨花が綿流しの準備で休むといい沙都子と校舎裏へ走っていく。 詳細を聞く圭一。レナが巫女姿の梨花が可愛いという。 (1章の話だと悟史と入れ替わりに転校してきたと言っていた。悟史失踪は綿流しの数日後、沙都子の誕生日) 引越してきた日が嘘なのか、別の日に巫女装束になる時があったのか、写真でも見たのか・・・どれだろう。 狂羅大四狂殺(だったっけ?)の時のレナの反応によると、昨年の祭りの時にはもう雛見沢に居た。 つまり、1章の「入れ替わりに越してきた」というのが嘘だというのが分かる。レナは聡史と面識がある。 お昼を食べ過ぎた圭一。綺麗にごはんを食べる圭一に、見た目と違って律儀という話をした後、 「人は見かけによらないって事だね。・・・・むしろ、見た目と逆が真かもしれないよ。」というレナ。 つまり魅音から電話があったのが昨晩。詩音(魅音)への圭一の好意が裏目った、そして魅音はバレていないと思っている。 だから魅音は詩音が圭一に好かれていると思っており、尚且つもう自分から実は魅音だと言えなくなってしまう。 そう、圭一の好意を受けられるのは「詩音」としての自分しかないのだ・・・。 沙都子も逆なのか?と聞くと、最近まですごく甘えん坊だった事を告げる。 そして魅音について「本当はすっごく女の子らしいんだよ。」否定する圭一に 「ちーがーうーの〜! もー、ちゃんとした話をしてるんだよ。だよ?」と口を尖らせる。 「魅ぃちゃんは部活の部長さんだから、みんなのリーダーとして頑張ってくれてるけど。」 「本当はとってもかわいい女の子なんだよ。それ、特に圭一くんには忘れてほしくないなぁ・・・・」 詩音の事を考える圭一。 「・・・レナは?」「え?」「本当は逆なのだとしたら・・・?」「そんな言い方されたら気になっちゃうよ〜」 今日は部活なし。体育同様、梨花の綿流し練習のせいだろう。 帰り道、青いオットセイのついたキーホルダーを紛失している事に気付く圭一。 魅音はオットセイの特徴を言い当て、一昨日エンジェルモートの忘れ物であったという。 慌てて詩音が言っていたと付け加える。(初日も魅音だったようだ) 詩音の店に取りに行く事を告げる。今日はお父さんと約束があるから行けないというレナ。 そっくりもなにも本人なんだから、と考える圭一。この時点で両方魅音だと圭一自身も認識している。 取りに行く途中、うかれて単車を蹴り飛ばし絡まれる圭一。殴られかける直前、声がした。 「やかましいよクソボケ共が・・・私の目の黒い内に失せな。」 雛見沢の人が集まり始め、20人以上が殺気を漲らせた目で威圧する。 そこに登場する大石。「恐喝の現行犯です。」と言う魅音。(圭一は大石とは初対面) 「わざわざこんな所までお出で下さるとは光栄の極みです」と、魅音の口調にはトゲがあった。 警官達も何があったかすら尋ねすらしなかった。 >この大石に対する口調や嫌悪感は魅音そのもの。 本物の詩音は雛見沢の住人との連帯を嫌っている為、このような行為は絶対しない。 「お姉に聞いてますよ。オットセイのカギ、あれ圭ちゃんのですって?」 「お礼はいらないですよ。だから圭ちゃんも、他の人がいじめられてるのを見かけたら、きっと助けてあげてください。」 店内でホットケーキを食べながら、詩音とテレビの話や芸能人、趣味や食べ物など他愛も無い話に花を咲かせる。 「もし崖で魅音と詩音がピンチだったら・・・どっちを助けます?」「お姉じゃないですよねぇ?」否定も肯定もできない。 「つまりー、そういう事なんですよ。お姉はつまり・・・あれ、・・・えへへへ!自分で言ってて破綻しちゃいました。」 >つまりそういう事。女性として接してもらえるのは詩音だけで、魅音は女性として接してもらえない確証を得てしまう。 ダム計画の話。国の用地買収に応じていた地権者は、用地使用の説明に虚偽があったと買収無効を提訴。 その後、土地の強制収用、機動隊の暴力行為に発展。 ホットケーキ代は自腹で持つと言うと「私がお姉だったら喜んでおごられるくせに〜!」そう言って笑った。 別れ間際、間違って魅音ありがとなと言ってしまうが彼女は流した。 夜、詩音から電話。圭一が魅音と間違えて詩音だと気づく。デザートフェスタ招待。(ここから詩音の公算が高い) >なぜ電話番号を知っていたのか? 学校帰り、今日のバイトはハードだという魅音。圭一がうれしそうという話で二月くらい前にEMで三角くじとか引いた?と。 チケットのお礼を言うと「ん? 何か言った?」と普通に返す魅音。(やはり知らない) レナは最近魅音の機嫌が良くていいと言う。 「でもね。」「・・・魅ぃちゃんね。つい最近ね。・・・すごく傷つけられたの。」 「始めはあまり気にしてないふりをしてたんだけど・・・だんだん腫れてきた。」 「とうとう痛みがこらえられなくなって、夜中に目を覚ました。そしてレナに電話してきたの。魅ぃちゃんは泣いてた。」 エンジェルモート。チケットは一枚で4名様までご招待。 詩音はちょっと大胆な雰囲気。ちょっとしたしぐさの違いにどぎまぎしてしまう。 >完璧に今日が初の詩音。昨夜の電話から詩音初登場と見て間違いないのではないだろうか。 詩音がズボンのフキフキをやらされそうになり圭一が止めに入るも、返り討ちに逢い結局守れず。部活メンバーを招集する。 状況を説明し、レナがガードで敵を識別、沙都子が下剤混入・男子トイレ破壊、梨花が外へ連れ出す。再入場不可。 「私のために・・・?」と赤面する詩音。後日、飛騨山中にてこの10人が保護されたりする。市内からは××キロも離れている。 レナを残し帰る二人。コーヒーを持ってきた詩音と少し話をするも、レナに素っ気無かった。 「中身もそっくりだと思うよ。」魅音の話になる。「レナは怒ってるんじゃないよ。ただ・・・難しいなぁと思って。」 教えてくれという圭一に「だめだよ、自分で気付かなくちゃ」というレナ。「でもヒントくらいならいいかな。」 「詩ぃちゃん、髪を結って上げたら魅ぃちゃんと見分けつかなくなるだろうね。」「あれは妹のフリしてる魅ぃちゃんだったらどう思う?」 「何のために?」「そこを考えてほしいなぁ。ヒントにしては多すぎかも・・・はぅ。」 >魅音が詩音を演じる理由、それがヒント。もう一度女の子としてやり直したい、に繋がる。 「ごめんね、レナは怒りんぼなの。怒ってごめんね。圭一くんが悪いわけでもないのに・・・」 「同じ女の子としては、圭一くんに自分で気付いて自分で謝りに来てほしいって夢を見ちゃうの・・・」 そしてバイト後。「初対面はいきなりお姉と間違えられるという衝撃的な出会いだけで、互いに挨拶もしてないですからね。」 >やはり話している。が、その後の事は詳しく言っていないのかもしれない。 二人の相違について「お姉は大雑把で暑苦しい、私は几帳面だけど涼しい人なんです」 魅音は「私はやさしくて思慮深いけど、詩音は冷めてておっかない性格なんだよねー」 魅音から圭一の事をどう聞いているか、には「お気に入りみたいで饒舌に色々喋ってくれる。部活の話とか。」 その後ウインドウを眺めて回る。詩音は話し上手だと感じる圭一。 詩音に「魅音が妹のフリしてるだけじゃないのか?」と問い詰めるも「圭ちゃんはちゃんとお姉と私を区別してますよ。」 「お姉に腕を組まれてドキドキします?」に対して「関節技でも決められそうでドキドキする」と返す。笑い転げる詩音。 「本当に女の子失格ですよねー。」「私、魅音のどことなく甘えたところ、好きじゃないんです。」→ そしておもちゃ屋の前。例のイギリスのドレス人形。「有名ですよ。魅音もかわいいと言っていたくらいですから。」 「やっぱり・・・あれが一番ですよね。」「それだ・・・俺がもらったやつだ。」「らしいですね。」 善郎おじさんから聞いていた。友達四人に配ったと。ここで初めて詩音は圭一がこの人形を貰った事を知る。 「その人形どうしたんですか?」で、魅音を傷つけた内容に気づく圭一。 回想・・・エンジェルモートでの初対面。カッコが魅音は似合わないだろうけど詩音は似合ってる、で赤くなった。 魅音をけなされてはいるものの、純粋に「今の私」が「似合う」と言われたのが嬉しかった。 レナと魅音の深夜の電話。 もう一度圭一君におねだりしてごらんよ。正面からぶつかってみたほうが、結構解決できるかもしれないよ? そんなのできるわけないじゃない・・・! ・・・魅音じゃない私でもう一度やりなおしたい。 そうしたら、今度はもっと素直になりたい・・・・ 「きっと気付いてくれるよ、圭一くん。」そうかな・・・・ 魅ぃちゃんのこともわかってくれるよ。それでね、無神経な事言ってごめんねって言って、あのお店に魅ぃちゃんを連れて行って、 あのお人形をプレゼントしてくれるの。そうしたら、魅ぃちゃんもありがとうって言うんだよ。・・・素直に言うんだからね。 魅音ではない事に徹底的に拘った魅音。『魅音じゃない私で、もう一回やり直したい。』 圭一が「魅音が詩音のフリしている」のに気付き、「正面から出せなかった魅音の女性らしい面」を受け入れて欲しかった。 その上で、女性としても認めて欲しかった。 >レナが言っていた「もう一度おねだりしてごらんよ。」が正解。 少しずつでもいいから、自分から女性らしさを出すようにしていかないと、イヤな自分のままではないだろうか。 圭一に女性として認めてもらえるように・・・ 「魅音じゃない私で、もう一度やり直したい」は、詩音としてやり直してしまっているので意味が無い。 まぁ圭一が後に気づいた時に・・・という曲解も出来るが、他力本願であまり賛同できないなぁアタシは。 同時に、デザートフェスで『詩音としてやり直している魅音』に気づいたレナは、電話で言っていた通りに圭一を誘導する。 電話では魅音に、人形を買ってもらえたら、ちゃんと恥ずかしがらないで「ありがとう」って言うんだよ、と。 回想から戻る。「欲しいな、って言ったら・・・圭ちゃん、買って・・・くれます・・・?」 「いいよ、魅音。・・・今日までのお礼ってことで、どれでも買ってやるよ。」否定する詩音。じゃあ詩音に買ってやる。 「あの時、あげていればよかったんだ。そうすれば楽しくみんな笑っていられたんだ。」詩音は答えなかった。 真っ赤になりながら、まるで笑いや涙をこらえるみたいに俯いていた。 >この詩音の反応が重要な気がする・・・。 あまりにも綺麗に引っかかる圭一に笑いをこらえていた? もしくは・・・恐ろしい想像だが、ここまで愛されている魅音に対して、詩音は深い憎悪を抱いたのではないだろうか? そして続ける。「お姉がどうして圭ちゃんのこと好きなのか、私、よくわかった気がします・・・」 この時点で詩音は圭一を好きになってしまった。 少々暴走気味になる事を承知の上で推理するが、この時点での詩音は「魅音として」圭一によくされている。 つまり、圭一からの愛を享受する為には「魅音になる」か「魅音が嫌われる」事しかないのである。 これが今回の事件の『本当の事件のきっかけ』ではないだろうか。 そして店内。詩音は言う。「お姉がご執心の圭ちゃんってどんな人かと思って。デザートフェスタのチケットを都合してあげたんです。」 詩音「私、圭ちゃんのためにお弁当届けてあげたよね? あれは私だもんね〜? それともあれお姉だったの? へ〜、大胆〜!」 頭から蒸気を上げ否定する魅音。「うぅ・・・圭ちゃ〜ん・・・・・」 >お弁当は間違いなく魅音。 やはり詩音は前日の電話からであろう。 詩音は魅音の全てを知った上で、魅音の行った行為を全て自分のものにしたという事。 ・・・洒落にならん。 ファンシーな音楽で和まされそうになるが、このシーンの詩音は本当に鬼。弁当配達も全て自分じゃないと魅音に言わせた。 Tips 初めましてじゃないです その後のワゴン車の中の帰り道。 圭一がいつから入れ替わっていたのか詰問するも、詩音にのらりくらりとかわされ真相はわからない。 葛西は初老で黒スーツにて登場。 翌日、壊れる魅音。「明日からは大丈夫だから。圭一くんにお願いがあるの。」 「魅ぃちゃんはね、昨日までの数日間の事、なかったことにするから。圭一くんも無かったことにしてあげて。」 「魅ぃちゃんの心の整理がつくまで、そっとしておいてあげて。」 一番悪いのは事情を知りつつ『丸一日』魅音に成りすましていた詩音なんだが、と圭一。>わかってるじゃん。 「でも圭一君もわかったでしょ、魅ぃちゃんにもかわいいとこがあるんだ、って。」ここがレナの落とし所らしい。 「これに懲りたら少しはデリカシーってものを身に着けるんだよ」と言われる圭一。ごもっとも。 お昼も圭一は一人、魅音はレナと二人で。梨花「圭一も魅ぃもいっぱいいっぱいお勉強しましたですね。」 翌日、土曜日。 明日の祭りの設営に手伝いに行く。飛び入り参加を伝えると一瞬頬を赤らめる魅音。ギザカワユス。 レナ「でも面白かったでしょ。シンデレラみたいに魔法が解けたらもう逢えないってところが。」 詩音から麦茶を貰った直後、魅音が紙コップ二つ持ってやってきた。「自分さえ良ければいいお姉が二人分持ってきたんですか?」 に圭一フォローなし。照れ隠しで二つ自分で飲むという魅音。言わせただけでも男としてダメなのに飲み干すまで何もしない圭一。 >何ボーっと見てんの! 即魅音から奪って飲み干せ! アホかッ!! 詩音は魅音が演じていたものよりもずっと役者が上みたいだ。(圭一はどこまで分別できている?) そして富竹、鷹野と初遭遇。 魅音を鼻であしらえるようなヤツが、あの日脂デブ共に弱みを見せるはずがない!と思う圭一。 あの弱々しい仕草は全て演技だったと気付く。魅音はずっとおもちゃ屋にいたし、圭一を招待したのも知らなかった。 そして大石登場。「おや、富竹くんじゃないですか。」「ぼくの名前を覚えていてくださったとは光栄ですよ。」 大石退場。嫌いなやつを見る表情をしている魅音。(子供の頃抵抗運動時、大石に引っ張られている?) そして祟りの話が出る。連れ出そうとする魅音。しかし詩音「今年は誰が死に誰が消えるんでしょうね」に停止、残る圭一。 詩音はまだ話していない魅音を冷めた口調で非難、魅音は「そういう話は吹き込まない主義なの」と邪険な口調。 魅音退場後、詩音「圭ちゃんも聞く権利があると思います。お姉はその権利を奪ってただけです。」と責める口調。 ダムの話を知ってるかい? で、詩音に・・・いや、魅音に教えてもらったんで知ってる。と思う圭一。分別はできているようだ。 >ダムの話はオットセイのキーホルダー、ヤンキーに囲まれる時に聞いている。 詩音「その辺はお姉にも聞かされていませんか?」からも、あの話をしたのは魅音なのは間違いない。 つまり圭一はデザートフェス前日の電話から詩音が入れ替わっていると認識できている。いや、この時点で気づいたというべきか。 オヤシロ様、村民の選民思想。「よそものを嫌う村」という富竹の説明に「大昔のことで今は違う」と付け加える詩音。 そして言う。「雛見沢の人間にはわかる、雛見沢の人間の犯行だという証拠があるんです。」 「必ず一人が死んで、もう一人が消えるからです。」それがなぜ証拠に?「祟りを鎮める為に生贄を捧げたから」と三四さん。 そして昨年は悟史君が「消えた」と強い口調で言う詩音。 「村人の中に犯人がいるって事になるんだぞ?!」「私は初めからそう睨んでます」 >つまり『悟史を消したのは村人』だと思っている。村の連帯感を嫌っている。 テントへ行くと、魅音はもう親類と帰宅した後だった。 Tips スクラップT〜V、もうすぐお祭り スクラップで南京錠に入る一文、三四さんのスクラップで間違いない。 綿流し当日、夜店で集客してみせる圭一。 梨花ちゃん演舞の最中、詩音に連れられて鷹野、富竹が祭具殿の錠前破り現場に。 (ここからの詩音or魅音の判定が最も重要) 「梨花ちゃまの演舞なんか見たかったんですか?」この口調から詩音と断定。 だが、魅音そっくりにウインクして見せる場面が幾度と無く登場する。 鷹野、富竹は祭具殿入り口で鍵を開けている真っ最中。 つまり、鍵あけ開始から詩音に見られ、詩音が圭一を探して戻ってくるまでずっと鍵開けをしているという事。 物音に気づく鷹野「あらあら、どなたかしら?」ビクリとした割に、逃げるどころか誰か確認しようとする。 騒いでいる時に、鷹野に見つかる。「お月様の綺麗ないい夜ですね〜」と返す詩音。 「月の綺麗な夜ね」とつけながら返事をする鷹野。(お月様は何らかの通しか?魅音と詩音の断定の為の通しかもしれない) 「バレちゃあしょうがないな、僕達が倉庫破りしてたなんて、内緒だよ?」と軽い富竹。 古手家の人間以外は穢れを持ち込む為立入禁止と告げ「この中に入れるチャンスを今日までずっと待ってたんだから」と言う。 詩音の「鍵開けなんて出来るんですね」に対し富竹「よしてくれよ、ぼくだって嫌々やってるんだよ?」 共犯なんだし、一緒に入らないかと誘う鷹野「面白そうだと思いません?」と賛同する詩音。 >魅音と梨花の立場をわかっている詩音が賛同するのはおかしな話だと思うが。 それと、冷静に考えて、人目が集中するとはいえわざわざすぐそばで大勢いるこんな時に倉庫破りをするものだろうか。 平時、深夜でも24時間見張りがいるなら別だが・・・別の意図を感じてしまう。 ちなみに演舞に用いた祭具の桑も、祭具殿にすぐ戻すのではないだろうか。 ゴネる圭一に「私も一応園崎家の人間なので中のものはおおよそ想像がついています。 でもそれは圭ちゃんに見てもらいたいものです。」と言う詩音。 「面白くないって思ったら、圭ちゃんはすぐに外に出ればいいです。」 富竹さんは隣で一服。喫煙家のようだ。「見てきてごらん」という富竹。 >本来であれば富竹さんは止めるし、錠空けもしない。何故?富竹の目的も何らかの形で果たせるという事か? >魅音そっくりにウインクしてみせた。鷹野、電池式のランタン持参。 富竹は階段部分に腰を下ろし一服しようとしていた。←タバコの光は目立ちませんか? 前室(二重扉)になっていて、外から見えないようになっている。 ブレーカーを入れる圭一。一瞬古ぼけた裸電球が灯る。ストロボのような突然の眩しさ、即座にブレーカーを落とす詩音。 詩音「灯りなんかつけたらバレちゃうかもしれないじゃないですか・・・!」鷹野「大丈夫よ。本当に一瞬だし。」 あまりにも落ち着いている鷹野。バレてもごまかしきる自信があるようだ、と思う圭一。 正面一番奥には仏像のようなご神体「あれがオヤシロさまよ。」「社にあるのよりずっと立派ですね。」 想像してたのよりたくさんの祭具が収められていたが、手入れがされていないようだ。 ペーパーバッグからスクラップ帳を取り出す鷹野。昔話を始める。 鬼ヶ淵村の話。村人は鬼ヶ淵沼を崇めながら暮らしていた。ある日、鬼が溢れ出し、オヤシロサマが光臨。 地獄を追放されていた鬼達は帰れないと帰省を拒んだ。村人達は話を聞き同情的になり、共存を決めた。 村人は生活の場を与え、鬼達は様々な力や秘法を授けた。オヤシロさまは鬼達に人間の姿を与えた。自らも地上に留まった。 その後、混血が続き分け隔てがなくなった。漂流異人説などをあげる圭一。 ここで、何かを気にした風に辺りを見回す詩音。 >例の子供が跳ねるようなドタンバタンという音。梨花の演舞である可能性が高いが、だとすると圭一に聞こえない理由が不明。 外にいた富竹も「中から聞こえた」と名言していた。 外の可能性は否定される。 だとすると、詩音と富竹が共謀して圭一を驚かそうと画策していた「嘘」というのが現実的だろう。詩音の策略か? 受け継がれた鬼の血は「人食い鬼の血」である。時折、その血が眠りを覚ます。何十年かに一度、人肉が食べたくなる周期がある。 その度に村人達は人里へ降り『鬼隠し』をした。その生贄はオヤシロさまが決めたもののみ。殆ど一人か二人。 そして「腸流し」の祭りへとつながる。梨花の使っていた祭事用の鍬も、人間の腹をこじ開ける為の解剖道具である、と。 演舞は鍬で布団を突いて、裂いて、中の綿を引きずり出す。その綿を一人ずつちぎって沢に流す。 つまり、布団と綿に置き換えただけの腸流しの模倣なのである。 そしてここに収められているのは解剖道具・・・いや、調理道具なのだ、と。 梨花の演舞の内容が人体解剖の手順だと説明する。憤慨する圭一。そこで詩音が鷹野をたしなめる。 >この行動は少し魅音に近いのかもしれない。 壁に沿って先導していく鷹野。鎖の先端に付いた鉄環、人型の拘束台にははっきりとした使用の痕跡。 死刑(拷問)の話。網焼きにすると一昼夜焼いてもまだ流暢に話が出来たそうだ。 ローマの時代は死刑をひとつの見世物としており、その中に腸をひっぱり出してウインチで引っ張りあげ晒し者にする刑があった。 丁寧にやると意識がはっきりしたままハラワタを引きずり出す事は可能らしい。それでも処刑者には意識はある・・・・ そして一周し、ランタンを掲げる鷹野。 暗黒時代にあった、ではなく現代も続いている、と鷹野は思っていた。信用して詩音には話した、という鷹野。 >協力関係。詩音は悟史を取り戻すべく独自に調べ、また協力者を探したのではないだろうか。 明治の終わりに鬼ヶ淵村で、身元不明の惨殺死体があがった。遺体は頭部を欠き、四肢と胴体の五つに分解されていた。 >工事現場監督と分解方法が一緒だが、他意はないのだろう。 全身は生皮をを剥がれ、至る所に惨たらしい拷問の痕跡を確認できた。腹部は鋭利な刃物でこじ開けられ、体内の臓器は丸ごと引きずり出されていた。 >人喰いだとすると、手足は骨しか出ないのではないか。儀式的な意味合いが強かった? 戦後の人肉缶詰事件に話が及び、タブーだったと言う鷹野。詩音はどことなく不機嫌そうな顔を浮かべ、すぐに消した。 圭一が聞き返そうとした時に、ドアが開き富竹が入ってきた。 演舞とセレモニーが終わって、みんな沢の方へ降りていった、と言う富竹。(死角となるのは演舞中だけではないのか?) まぁ演舞→石段の下で綿を受け取る→沢、の流れだから問題ないという判断だろうか。 写真撮影をして出るという鷹野。フラッシュが瞬いた。 「ドタンバタンという飛び跳ねるような音が聞こえた」という富竹。フィルムが切れた鷹野。予備は無いという富竹。 綿流しに合流。沢に行く鷹野・富竹。石段に腰を下ろし、魅音達が探しているだろうからと合流を流す。 だが別れ間際、突然「私達4人が祟りの最有力候補」だと言う。あまりにも狙い済ましたタイミングに思える。 ドタンバタンという、どこか遠くの板の間で、子供が跳ねているような音がしたという詩音。圭一は聞いていない。 「鷹野さんが」昔話を始めた頃から少しずつ、だんだんと、ちょくちょくと。鷹野さんの怖い話に合わせて音を立ててるように。 「聞こえましたよね?何度かはすごく大きな音でしたから。」・・・そして圭一が聞いていないのを認識すると、嘘だったと言う詩音。 >圭一は聞こえなかった。詩音が嘘をついたとしても、富竹も口裏を合わせさせるのは難しいし、恐怖心を煽る位のメリットしかない。 詩音と分かれてからみんなと合流。ちゃんと見てくれたか、の問いに「ミスもなかったし」の失言。魅音が綿流しをしたか問い詰めてくる。 ルールがわからなかったから、と言うと綿流しの方に連れ出す。歩きながら「詩音には会わなかった?」と問われる。 「姿を見たような・・・」とトボけると「服装だって違うんだから間違えないでしょ」と睨まれる。 「しょーがないなぁ、詩音は。」「まぁあいつのことだから、放っておいても大丈夫かな。」と言う。 >ん、魅音は何の話をしている?何の為に詩音を探している? この時には既に賊侵入の情報は魅音の耳に入っていた。この直後に『祟り』を起こしている事からも、全員断定しているという事か。 4人が宝具殿に進入したと断定する以上、「入る時」「出た時」のいずれかに見られている。 もしくは・・・最初から知っていたのかもしれない。 >鷹野の目的は? 中で昔話をしたのは不自然。身の危険を考えるのならば、早々に中を見学・撮影だけし外で話せばいい。 目的は圭一への恐怖心を植えつける為ではないか? Tips スクラップ帳W、X、後夜祭 後夜祭:岐阜で焼死体(後に歯型から鷹野と断定) >焼死体で所持品0、これを興宮歯科全てに当たった。鬼隠しの犠牲者と断定しているようだ。 時間的にも富竹の変死体発見後であろう。興宮のデンタルクリニックで3年前に親知らずの治療。 一度殺した死体をわざわざ焼いている。見せしめの意味ならば県外へ運ぶ手間は無駄。 やはり鷹野が別の死体を用意し自信の死を偽装したかったが為に、遺留品を処分し焼き殺す必要があったのだろうか? だとすると県外で焼却するメリットはない。 3章も合わせて考えるが、鷹野が看護婦としての立場を利用したとしても 人一人を行方不明にする+受けてもいない他人の治療実績を書き換えるのは無理。 治療履歴だけを書き換えた、というのが一番妥当な推理であろうが、その場合は入江診療所で治療した場合のみ。 しかし興宮の歯科で3年前治療したカルテだったので、鷹野が3年前にその歯科医院で働いていたのでない限り無理。 知り合いに頼んだ、というのも少々苦しい。 綿流しの翌朝。集合場所に遅れてきた魅音。家は集合地点からすぐのはずなのに、やたらと息を荒げる魅音。 >走ってきたのは監禁部屋の方から? 昨晩は本宅で親族打ち上げがあったのは本当だろう。終わった深夜〜早朝に魅音を監禁し、お魎をバラしたのだろうか。 微熱はあるが、ちゃんと風邪薬を飲んだから平気だと言う。受け答えも魅音らしくない。 睡眠し、顔を洗って来いと言われる圭一。廊下ではなく表の蛇口まで行くと魅音が早退らしく、鞄を持ってやってきた。 親族宴会で二日酔いだったとバラす魅音。そして「変なこと聞くけど、深く考えないで答えてね」と前置きしてから 「昨日の晩、富竹さんと鷹野さんに会わなかったか?」と質問。 答えをはぐらかす圭一。「じゃあもう一つ質問ね。同じく昨晩。詩音に会わなかった?」 それ昨日も聞いたよな、と返すと「そうだっけ?また改めて聞いたら違う答えが返ってくるかと思って」で初めて目の色が変わる。 なぜそんな事を聞く?というと「その4人を悪く言ってる人がいる」と言う。「何が悪いんだかはよく聞いていないけどね」 つまり祭具殿に進入したという密告だろう。「誰とも一緒にいなかったよね?」「・・・・あぁ。」「みんなにちゃんと言っておくね。」 ・・・みんなって誰だよ・・?と魅音に聞こうとした時に千代先生登場。 >詩音の圭一追い詰め計画、始動。 帰宅後、図書館に本を返しに行くように頼まれる。その時、詩音から電話。妹のほうはケロッとしている。魅音二日酔いは初耳。 電話で話したい事があったようで、図書館の案内を頼み会う事に。バイトのついでだからOKという詩音。 >バイトとスッと出たのは詩音だからに他ならない。 が、会ってみると姉と同じ状態のようだ。(詩音二役) 「私は元々ズル休みしてますー」と言う詩音。 図書館の休憩コーナーでダベる。園崎家の説明中、唐突にタバコを咥えたまま出てくる大石。 >この時、魅音ほどの嫌悪感は出さなかった。やはり詩音。 バイトの時間だから、と言って退席する詩音。話は聞けず。夜電話する、と約束。 大石は園崎家というものについてさらに説明。そして魅音にいくつかの事件の嫌疑がかかっているという。 魅音の知り合いとして、ではなく前原圭一に話があって来た、という大石。そして問う。「昨日の晩、富竹と鷹野に会わなかったか?」 会ったような会わなかったような、と再度答える圭一。そしてまた「詩音さんにはお会いになりましたか?」 魅音へと同じくはぐらかすと肩に力を入れられる。「服装が違うからわかるでしょう」と。 別れ際、大石は振り返って告げる。「さっきの質問、あなた全員に会ってますよ。楽しそうに石段の所を歩いていたのを私が見た」と。 知ってて試されたのである。罪の意識に苛まれる圭一。心の中で詫びる。 >この質問は、富竹・鷹野の死体は認識済みで、さらに祭具殿侵入の噂が情報屋から入っていたという事。 夜10時頃、詩音から電話。(今後は毎晩10時頃)一緒に逃げようってサイン送ったのに〜、と。 >詳細を知っているのは、同一人物であるか、また詳細で好意的な情報交換があったということ。 昨日の晩、石段のあたりで別れた。一部抜粋「私は親族の所に行っちゃって」 >親族の所に? 詩音は「帰った」はずでは? 親族の所に行ったのは魅音のはず。 うっかり魅音として返答してしまったものと思われる。この返答が最大のヒントだろう。 質問を促す圭一「あの後、あの二人に会いませんでしたか・・だろ?」「あ・・はい。」怯える圭一。三人目の同じ質問だ。 詩音が先に答えたら答える、と言う圭一。暫く黙り込んでから「もちろん会ってません。一緒にいた親類が証明できます」 「俺だって会っていない。魅音やレナが証明してくれる」そして告げる。二人が焼死体と自殺みたいな感じで死んだ、と。 お父さんが親類の人からの電話で話しているのを聞いて、と。 抜粋「血をドバドバ出して!自分の血で溺れ死んだんだって!!」取り乱したように見せて圭一の恐怖心を煽っているように見える。 三四さんは下着姿で周囲に衣服なしで焼かれたとの事だった。灯油缶が転がってた。 そして言う。「今年は死体が二つ。二人が祟りなら鬼隠しも二人ではないか・・・」と。 「オヤシロさまの祟りという名目で人を殺してもいい土壌が出来上がっている」 恐怖心にかられ「詩音が連れ出した!詩音が中に入ろうって言ったからだ!どうしてくれるんだ!」とキレる圭一。 何の前触れもなく「ブツン」と電話は切れた。後悔し、電話を待つ圭一。電話が鳴るも公由と名乗る中年の男性。 ウチのおじいちゃんがお邪魔してませんでしょうか、と。 Tips スクラップ帳、深夜の電話 公由家の電話、囲碁関係の知人は全滅、魅音からの電話で青年団の召集、翌朝までに見つからなかったら警察へ、と。 綿流しから二日後、朝学校へ。魅音も寝不足。レナ「村長さん・・・まだ見つかってないの?」と。昨晩の電話だけで推察したようだ。 梨花と沙都子も大変なことになりましたわね、と。そして知恵先生も全員に村長さんを見なかったか問う。 昨日、夕方の会合後から戻っていないようだ。悟史君も去年の今頃だったね・・・と聞こえた。貯金を降ろして名古屋で新幹線。 >おそらく、一番青ざめたのは梨花。 これにより梨花が、村の指導者である魅音に詰め寄るのは想像に難くない。 お昼。魅音はお手洗いから戻ってこない。村長さんは魅音をとてもかわいがっていた、とよく魅音が話していたとレナ。 >やはり魅音が手を下したというのには無理がある。そして梨花も戻らない。 花壇へ水やりを思い出す圭一。営林署のおじさんに倉庫裏のカレー菜園も頼まれる。 そして最後の倉庫裏で梨花と会う。しかし生気を失ったように全く無反応。二度目の呼びかけでやっと気づく。 生気を失ったようにぼーっと立っていた。目元が真っ赤で涙と土汚れで汚れていた。 髪にも草が付き、衣服も転んだかのように汚れていた。 >魅音に村長の件で詰め寄ったのだろう。魅音にすがりつき村長の件を泣きながら聞き出そうとしたがふりほどかれた? 尚、鍵付け替えの制裁については梨花はまだ気付いていない。祭具殿侵入については既に知っている。 圭一にしがみついてきて質問する。「お祭りの晩に何か悪い事をしましたか?」はぐらかす圭一。 梨花が走り去る際、耐え切れなくなり呼び止める圭一。答えに窮していると、祭具殿について話す梨花。猫さんが入りこんだ、と。 猫さんはどうしたらいいか、との問いに何もしなくていいと答える。「それじゃ駄目なんだ。犬さんが見ていたから。」と言う圭一。 表情を曇らせる梨花。そして言う。「猫さんはボクが守ってあげます」 「猫さんは怖がってるけど、本当はそんなに大変なことではないのです。」 >梨花は軽視している。というより、巫女である梨花がこう言うのだから、やはり魅音が無理やりオオゴトにしたのだろう。 「何匹かの犬さんが、きっと勘違いしているだけだと思います。」「猫さんの心配しすぎなのです。」 >勘違い、という言い方が引っかかる。祭具殿侵入よりも、もっと大きな秘密を知られていると思われているという事かもしれない。 祭具殿に秘密の地下室があり、そこに村の秘密があるというのは想像に難くない。 しかしケシの密造工場やトカレフの山などは、もし隠すなら魅音の屋敷地下のほうだと思うが・・・。 ならば犬さん達は何と勘違いしている? 祭具殿には、大石の推測通り「祭具以外の見られてはいけないもの」があったのでは? 「ちょっと大変ですけど、頑張りますですよ。」「ボクが頑張らないと、犬さんも大変な事になってしまうのです。」 >何故犬さんが大変な事に? 犬さん=見ていた人物、村長を裁いた人物。 魅音(詩音) 勘違いで殺してしまうかもしれない、という事かもしれない。誰も祭具以外見ていないのに・・・・という事か。 梨花は、魅音が圭一を殺そうとしていると思っているので、是が非でも止めようとしているのだろう。 梨花にとって圭一は、自分を助ける不確定要素なのだ。具体的には、おそらく魅音の家に行き直談判する事。 圭一「忍び込んだ二匹の猫さんが・・・その、あの晩に・・・」「富竹と鷹野ですか?」「忘れると良いのです。」 「どんな死に方をしても、それは圭一とは関係のない事なのです。」 >1章のレナ魅音と同じ言い方。心配をかけたくないという事。そして二人の死は祭具殿侵入とは関係ないという事。 「詩音はどうなるんだ・・・?」「姉猫は妹猫が悪い事をしたのでとても怒っています。」 「姉猫は機嫌が悪いのでしばらくそっとしてあげて欲しい」>詩音を助けるとは言わない。 >学校の教室だけでは知りえない情報。やはり魅音とここで。 「今日から部活は無しにしましょう」梨花に従う事にする圭一。 別れ際「勘違いの犬さんが猫さんに噛み付こうとしたら知らせてくださいね。」「勘違いの犬さんって・・?」 「村長を噛んだ犬さんです。どうして村長を噛んだのかボクにはわかりません」「噛むならいたずら猫さんを先に噛むはずなのにです。」 >鍵の付け替えの自覚はない。猫(祭具殿進入4人)、姉猫(魅音)、勘違いしている何匹かの犬さん(祟り実行犯?) >尚、梨花の考えだと梨花の行動により圭一は平穏を手に出来た。=注射器 とすると中身は・・・? 薬品の中身が何であれ、実際に使おうとしても勝ち目が薄い事から、梨花が注射を打とうと正面から行ったとは考えづらい。 では中身を交渉の材料に・・・・いやでも見せていない。見せたなら注射器ごと処分されているはずだ。 最終手段として準備していったが、交渉中か交渉に入る前に、詩音にどうにかされてしまったのだろう。 注射器の中身は・・・やはり何らかの薬物としか考えられない。 夜、詩音からの電話。昨晩の事を詫びる圭一。 「私達が思っている以上にタブーだった。祭具殿を穢した主犯格を裁き、次に私達を狙います。・・・認めてください。」 お互いの情報を共有して事件解決をしよう、と。そして最近誰かに監視されている気がする、と。 そして魅音に先日、祭りの夜の所在について問いただされた、と。行ってないと答えた、と言う。 「祭り以降お姉の様子がおかしいから注意してください」 >恐怖心をあおり魅音(自分、詩音)に近づかせない為。ちなみに祭具殿へ行ったか?と聞かれたらしい。 大石とのやり取りを告げ「警察に協力を頼んだほうがいいのでは?」と問う。長考する詩音。 魅音に嫌疑が、の話で「連続怪死事件は園崎家を中心とした村ぐるみの犯行、と見ている」と。 詩音は魅音の危険性を説明した上で「圭ちゃんがいいと判断するなら警察に必要な情報を与えてもいいと思います」と。 「どうせバレているが、大石には私の名前を伏せてくれ」と。 >詩音失踪の話をされても問題はない。圭一には「警察からも逃げている、魅音の耳に入るから」と言い訳できる。 そして梨花の話をしようか考えていると、村長の件を聞かれる。情報は、またお父さんの電話から。 「なんでそんな大事な話を先にしてくれなかったんですかっ!!」と怒鳴る詩音。 >それほど気になる話題なら、先に圭一に質問してきても良さそうなものだが。 そして沈黙の後語る。おじいちゃんに打ち明けたんだ、と。誰かにそれを見られてて、私達を狙ってる人がいると。 笑いながら任せなさい、と言ってくれた、と。知ったから消された、を強調する詩音。打ち明けたその晩に消えてしまった。 順番が違う、と圭一。「私達を一番最後に殺すつもりにちがいない」絶対違うという圭一、絶対そうだという詩音。 「私が相談したから殺された」「親しいものから殺して、最後に本人を殺す。」という。 >昨晩は「祟りが二人だから、自分達は『村人達に』生贄にされる」だったのに『オヤシロ様の祟りに遭う』という話に変化している。 尚、この時既に梨花はもう詩音に拿捕されている。つまり、梨花が圭一から打ち明けられた事を拷問により知っている可能性が高い。 しかし、何が目的でこのような話にしたのだろうか・・・。いや、それならそもそも何故詩音のフリをしたのだろうか。 詩音が生きていると思わせても魅音にメリットは無い。圭一に対し恐怖心を与え復讐したかった? 梨花が村長とカブる。電話を切る時、定時連絡をもって安否とする約束。 >さっきの話では主犯格、その次に私達。祟りを鎮める意味とかけ離れてきている事に気付いているのだろうか。恐怖優先? Tipsスクラップ帳:祭具殿暴き後、園崎家の調査、面識があるのを利用すると明記。 >死体偽装したら出て行けない。 鷹野は死体偽装をしたのではなかったのか?別人が準備した?鷹野は本当に殺されている? Tips4人だけで終わらない?:情報屋から大石、熊ちゃん。4人が進入した噂、さらに鍵の付け替えのせいで村長も。 梨花が重い施錠を嫌い村長に相談。 大石は梨花の危険を察知、警邏に巡回するよう指示した。 だが、梨花と沙都子はこの日の夕方に既に失踪してしまっている。手遅れ。 梨花の家へ10分以上かけ続けるも出ない。レナに電話。ちなみに父親が出て礼奈と呼んでいた。風呂に入っていたようだ。深夜11時前に。 集会所裏手の二階建ての倉庫小屋。「ヘンな事聞いてごめんね。確信なんて必要なかった。友達が心配になって。 それを確かめるのに理由なんていらないと思うの。それが理由なら私達誰も怒らないと思うよ。」 電話確認したのを確認するレナ。家が狭いから気付かないはずない、と。沙都子も一緒にいるから気付かないはずない、と。 待ち合わせ場所で合流を提案するも、自宅で待っててと言う。両親に行き先も告げるようにと。 そして魅ぃちゃんにも電話した?こーいうときすっごく頼もしいから。私から電話しておくね、と。 >詩音のシナリオでは、圭一一人で梨花の家に向かうはずだったのだろうか。 しかし30分以上経過した後レナが魅音に電話をかけて自宅に居た、という事はこれはシナリオ通りだったという事。 万一圭一が魅音に言わずとも、自宅で二人が不在となればいずれにせよ魅音に連絡が入る。(村長と同様の流れ) つまり二人が消えたのを圭一自身が打ち明けたから、と恐怖心を煽るのが今回の行動の目的だったと思われる。 両親には告げずに家を出る圭一。家ではなくいつもの待ち合わせ場所でレナを待つ。圭一を見つけて怒るレナ。 「圭一くんは本当にわかってるのっ!? 村長がいなくなって、梨花ちゃんがいなくなったって言ってるんだよ? こんなところに一人で立ってるなんて無用心にもほどがあるんだから!」レナは自分達の失踪まで見越して行動していた。 自宅へトンボ帰りした後、魅音合流。半信半疑な魅音。動機を聞かれ「虫の知らせ」と答える。曖昧そうな顔で笑う魅音。納得していない。 うたた寝で悪い夢を見ると気になっちゃう、と言う。梨花が電話に出ていたら電話かけるつもりだった、と嘘をつく。 綿流しの晩の魅音の豹変、そしてたて続けに聞いた魅音の話で恐怖心を抱いている。 >この時、レナに祭具殿侵入を言わせない為に「話したから殺された」を強調していたのである。 到着。梨花と沙都子の自転車が無い事に気付くレナ。自宅に行く。声をかけてもシャッターを叩いても反応なし。施錠されている。 二階の窓から入ろうとする圭一。魅音がしっかり押さえて固定する。本宅の方も見てくるといい移動するレナ。 本宅?「古手家の本当の家だよ。両親が亡くなって以来ずっと放置してあるそうだけど」 そこで沙都子の両親、悟史の話も出てくる。お兄さんだった悟史くんも・・・いなくなっちゃって。」>家出や転校とは言わない。 両親を思い出すからつらいと言い、本宅暮らしを断念したようだ。 「呪われてるんだよ」呪うような低い声で言う魅音。魅音の目が豹変していた。 「沙都子はオヤシロさまの呪いを一身に受けた、呪われた子なの」 「あの子を味噌っかす扱いにしていた冷たい両親だけが死んで、あの子は一人だけ助かった」 「引き取り先であの子を苛めた叔母は、頭が原型を留めない位滅多打ちにされて殺された」 「いつもあの子をかばっていた悟史君も、あの子の誕生日に突然消えてしまった。あの子を苛めていなかったのに消えてしまった」 「警察は家出と決め付けたけど、悟史くんは逃げ出すような人じゃなかった。いつも一生懸命。」 「誰の力も借りずにこつこつと一人で努力する人だった。」 「あの子の為に身を粉にして頑張っていたのに消されてしまった、あの子の為にだけ生きてきたのに消されてしまった」 「かわいそうな悟史君。なんて恩知らずなあの子なの」 「あの子は呪われた子。あの子に近づけば祟りで死ぬか、祟りで消えるか。あの子にやすらぎなんてあるものか。」 「梨花ちゃんが消えたのもきっと沙都子のせいだよ。違いない違いない・・・・」 >何故こうまで沙都子を怨む? 思い返すと、詩音が沙都子と直接話をしているのは全く見ていない。 魅音も沙都子に対して特別負の感情は無かった。そして悟史への愛情表現・・・これにより、これは詩音でガチだろう。 そしてこの時、既に梨花を手にかけている。つまり、後半の沙都子のせいだ、という台詞は自分のせいではないという責任転嫁。 鍵を借り、戻ってきたレナと4〜5人の大人たち。魅音は「窓は完璧で困ってた」とケロッと言う。 家はもともと町会の防災倉庫だったから村長の家で鍵を預かってた。 不在を確認。魅音がまとめ、大人たちに指示を出す。そして片っ端から電話をかけ出す魅音。 レナと圭一で失踪の手がかり探し。そして表に人が集まってきた。村長の時と同じように再度探すと指示する魅音。 >この大人たちに指示を出すシーンで、3人をまず名指しで各方面へ指示を出している。 まぁこれは詩音でも、4〜5人の大人達の名前は把握していたという事。詩音が知っていてもおかしくはない。 圭一は高台の上にふらふらと来て、町を見下ろす。 レナが来て元気付けてくれる。しかし、梨花の失踪に気付いた圭一に理由を問いただすことはなかった。 俺のせいだと言う圭一にどうして?と聞く。私は圭一くんのせいじゃないって知ってるよ。 レナも消えちゃうんじゃないかと思ってる?オヤシロ様の祟りで。レナは消えたりしないよ。絶対に。 泣きじゃくる圭一。婦人会の人のところでお味噌汁を貰おうというレナ。ついていく。 魅音に合流。「学校が終わってから家に帰って。二人で自転車に乗ってどこかに行ったらしい」 二人の自転車に乗った姿は全く目撃されていない、と付け加える。 「圭ちゃんも、つらいだろうけど今夜はこれで休もう。これを飲んだら、もう終わりにしよう。」 「それよりも圭ちゃんだよ!どこに行ってたんだい?!」 「怪しい人に監視されてるとか、付け回されてるとか・・・そういうのはなかった?」すまん、気をつけるとだけ言う圭一。 >この発言は完全に詩音。普通ならレナのように「心配したんだよ?!」だけ。監視だの付け回されるだのとはならない。 そして大石が合流。自宅まで送るという大石。自転車ごと。レナが同意する。そのほうが安全だ、と。 魅音はその後別れの挨拶。見送り。レディーファーストで、ということでレナの家から。そして眠る。 >大石にとってはこの送迎、つまり圭一とのコンタクトが第一優先だったと思われる。 起きるとコーヒー缶を鼻っ面に出す大石。「前原さんは私に用があるんじゃないですか?」ドアは片側のみ。 「どうしてこんなことになっちゃったんでしょうねぇ。」富竹、鷹野の死、そして原因の祭具殿侵入まで言う大石。 「鍵を簡単な南京錠に付け替えたから、という噂がある」と。そして御三家の人間が相次いで消されている、と。 >御三家=村長、梨花、お魎。 ここで大石の推理。御三家の人間が雛見沢の古い因習に則り殺されているのではないか。 次は魅音かもしれないと言い、協力しろと言う。魅音について最近気付いたことを教えてくれ、と。 ここで警察無線。大石は一晩考えてくれ、と言う。去り際、毎日だって来ちゃうと。 >魅音に心配を向けさせる。後日レナが推理するように、圭一を魅音宅へ行かせるのが大石の目的。 Tipsスクラップ帳 園崎家老党当主は?:お魎の最終目撃は綿流しの開会式。魅音が言うには体調を崩して寝込んでいるそうだ。 園崎本家と古手神社の捜査令状を申請した。 祭具殿の中でトカレフの山、ケシの密造工場、園崎家隠し財産などを見たのではないか、と目論んでの礼状。 しかし議員、園崎が乗り込んで没る。(これは実際にあろうがなかろうが潰しにくるだろう) 翌朝、学校へ行く二人。魅音はいなかった。昨夜の大石の話が頭をかすめるも、学校へ向かう。 保護者同伴、車で送迎が多い中、門には校長がいた。そしてHR、知恵先生と校長が入ってきた。 二人が行方不明な事を告げられ、泣く生徒達。保護者同伴か集団登下校を義務付ける知恵先生。 この学校は、託児所の面も含んでいるため、休校には出来ないとレナ。いつもは職員室で食べる先生も教室で食べた。 昨日の夜の情報をくれるレナ。婦人会の人たちに混じって報告を聞いていたようだ。 今更ながら犬や猫の話を詳しく聞いておくべきだったと後悔する圭一。 あの状況下、梨花も一刻を争う状態で町へなんかいかないはずだ。雛見沢でいなくなったに違いないと断言するレナ。 裏の水のみ場へ来る二人。私なりにいろいろ調べた。富田豆腐店のおばあちゃんも来てた。 昨日学校帰りに豆腐を沙都子が買っていった。梨花の家で、鍋に味噌汁があった。1丁の半分は味噌汁、もう半分は冷蔵庫に。 冷奴にするつもりで皿にあけラップしてあった。そして味噌汁の豆腐は一番最後に入れるはず。つまり夕飯の直前まで二人はいた。 三角コーナーを見るとぶきっちょな痕跡があり、たまに沙都子が料理をしていたので沙都子だろうという。 そして炊飯釜には二人分の米が炊けていた。そして夕飯に作ったであろうおかずもラップされて冷蔵庫の中にあった。 つまり、突然晩御飯を自宅で食べなくなった、という事。そして夕飯が出来てから食べるまでの本当にわずかな時間に出かけたという事。 たぶん、7時頃。そして醤油の小瓶が空っぽだった。流しの醤油の大瓶は便ごと無かった。 ここから先は想像だけど・・・梨花は醤油をわけてもらいに行った。戻らないので沙都子は行った先へ電話をかけた。 きっと、食事の用意があるから沙都子ちゃんもいらっしゃい、と言われたのだろう。梨花ちゃんはもう食べてるよ、って。 でもこの時点でおかしいの。食事は突然やってきた人に振舞えるほど多目に作るもんじゃないんだよ。 そして梨花ちゃんは、沙都子ちゃんが頑張って夕食を作っていたのを知っている。沙都子ちゃんの夕食を無駄にするわけがない、と。 レナは醤油を貰いにいった先については首を横に振った。 >既にレナは回覧板で確認済み。 梨花は例の「犬さんを何とかする」為に出かけ、醤油はついでだったのだろうか。 落ち着いて考える圭一。自分と詩音がまだ生きているのが鍵かもしれないという。 自宅に帰宅すると家の前に車がつけてあった。「俺は犯人じゃない。でも事件に関わりが無いとは言い切れない」黙って聞くレナ。 「今度、話すよ。」「うん、待ってるね。」大石が来る。自宅訪問済み、両親不在との事。 車の中で話。捜査の進捗を聞く圭一。どれ?に対し全部と答える。鷹野は絞殺の後に焼かれたのではないか。 両方お祭り直後にシメられただろう。>鷹野はお祭りの夕刻には死亡していた。 鷹野が死体を偽装したから。 次に村長。痔の話、誰にも内緒で市内の大学病院へ通院していた。 朝一から病院、午後一時終了、院内のレストランで食事を取り、雑誌を読んで時間を潰した(レシートより) 途中、電車の人身事故により家に着いたのは会合直前。大慌てで出かけた目撃情報がある。 会合は御三家と町会の主要役員が集まってのものだった。連続怪死事件の対応を協議したと思われる。 詩音が言っていた「おじいちゃんに打ち明けた」のタイミングが無いことに気付く。 その後大石「あなただけが侵入者の生き残りなんです」「翌日、詩音さんが失踪しました」 「詩音さんはその日の気分で親類の家を泊まり歩く。学校も気分一つでよく休みますしね。」 「図書館で会ったのが最後の目撃なんです」「あの日からバイトも無断欠勤です」 >ここで疑問となるのは、いつ魅音と入れ替わったのか、という点。 会合の場所は、神社だったらしい。本宅ではない。 後にも出てくるが、おそらく会合終了時に話があるなどと言い村長を本宅へ連れ込んだのだ。 お魎は祭りの夜でもこの日でも構わなかった事になる。 夜、深夜10時頃、電話を待つ圭一。詩音に探りを入れる決心をする。 電話に出る。「あの二人はさらわれたんだよな」「間違いないでしょうね」 梨花達と言い掛けてあわてて村長はどうなったのかを聞く圭一。「殺されちゃったんだと思います」と言ってのける魅音。 「人間をさらってそのままの状態を維持するのは困難。人質にするんでもない限り用が済んだら殺しちゃうのが合理的」 「梨花ちゃんと沙都子ちゃんも同じだと思ったほうがいいでしょうね。」と事も無げに言ってくる。 「綿流しの度に殺しと失踪繰り返している。村の仇敵を二人ずつ消せるシステムを構築していった」 どうして沙都子まで、と詰問する圭一に泣き出す魅音。 村長に打ち明けた事を語り出す魅音。「いつ打ち明けた?村長は重い痔を患ってて病院通いしていた。」 「痔だったのは知ってます・・・」「病院は?」「それはちょっと・・・」「ありえないんだよ・・・」 「詩音も一緒に会合に出たのか?」実は会合に出たといいかけにかぶせる圭一「あの日、行くといったバイトすら休んでいる」 「園崎詩音は綿流しの翌日に・・・失踪したんだ」「俺が間違ってるなら言ってくれ」と祈る圭一。 くけけけけけけ、で目の画像。 >これが圭一に伝わるという事は、魅音を陥れる最終段階に到達したという事。 この時点では全て魅音に罪を着せ、詩音として助けられ、圭一と幸せになるつもりだったのではないだろうか。 Tipsスクラップ帳:双子の禁忌、間引き。魅音の背中に興味が沸く、でしめられている事から鷹野が魅音の背中に興味を持っている。 これは自分の死体が上がれば難しくなる。 他のスクラップ帳同様、これも祭りの前に書かれたとなると、鷹野のシナリオでは最終的にこれも果たせるはずだった事になる。 雀荘「鈴」:鷹野殺しは岐阜県警に譲り、村長たちは行方不明で生活課へ。 礼状は却下、園崎家近辺へも近づくなと言われている。私は来週から警視庁への研修命令が出ている。そのあとは余った有給を伊豆で消化。 園崎家の見取り図を出し、監視カメラの所在と死角を頭に叩き込むように。熊ちゃんは指揮車で待機etc ゲストのエスコートは私がやります。きっと連れてってくれることでしょう。 「前原圭一は明日明後日には落ちます。」>魅音犯人説はレナの推理あってこそ。本人も言ってるようにただの勘。 ならば何故圭一が魅音宅へ詰め寄る事が明日明後日と推測できたのだろうか? やはり祭具殿侵入を魅音に詫びる事、これを目論んでいたのだろうか? 綿流しから四日目の木曜日。 レナが来る。玄関へ行く圭一。今日から暫く休む事を告げる圭一。回覧板を渡すレナ。 レナは責めないんだな、に対し「祭具殿の事かな?魅ぃちゃんはすごく怒ってたよ。」>レナは誰から聞いた? でも怒ってたのはそれを隠してた事だと思うの。自分から言い出して謝らなくちゃいけなかったんじゃないかな。 一週間前の事も含めて反省する圭一。「もしも謝ってたら二人は消えずにすんだのかな?」「・・・・あぁ。そうだ。」 レナの平手打ち。「誰も圭一くんを叱らなかったと思う。だから代わりに。」怒ってくれるレナ。入ったこと、謝らなかったこと。 回覧板の醤油あげますを見つける圭一。レナに聞くと「うん、知ってた。」と。 園崎家へ行くことを告げる圭一。ついていくというレナ。「レナまでいなくなったらおかしくなってしまうかも」「私も同じだよ」 外に出ると大石がいた。レナは告げる。説明を終えると無線。園崎家動きなし。学校に欠席の連絡あり。 レナ「踏み込めないから圭一くんに踏み込ませようとしてたんじゃないですか?」 「圭一くんを焚きつけて園崎家へ向かわせようと企んだ。圭一くんに何かがあればそれを口実に踏み込むつもりだった」 「恥知らず!これが警察のやり方なの?!」「卑劣漢。」包囲の増援を頼む大石。既に予想されたシナリオだと気付く圭一。 監視カメラが多いが、何とか死角を突いて突入出来る位置に若いのが何人か待機していて大きな悲鳴ですぐ踏み込める、と。 絶対に説得するから自首を認めてくださいね、と念押しするレナ。 監視カメラは風雨で薄汚れ機能しているのかは怪しい。見ているのかな?と聞くと見る人がいないと言うレナ。 一族がみんなで集まる時には機能しているらしいよ。 ブザーで魅音登場。昨晩の電話から、これは当然読めた展開。 門をくぐると閂をする。この時は「詩音を騙っていた」事を問い詰めにきた、レナは不安だったから同席、という展開を読んでいた。 雪の話。部活は半年前にもあったらしく雪の降る校庭でリオのカーニバルをさせられた事があるというレナ。 まず綿流しの晩の事を詫びる。魅音の表情が急激に乾いていくのがわかる。 「いきなり直球勝負で来るとは思わなかったよ。」「笑い事では済まないと思ってる人たちも 大勢いるって事をちょっとでも理解してくれたなら、それでいいよ。」>魅音としてはこの程度の問題であるからこれ以上言えない。 レナ「圭ちゃんは真面目に謝ってるんだよ。魅ぃちゃんも真剣に答えてあげるべきじゃないのかな。」 圭一「一昨日、梨花と沙都子を呼んだろ。」「覚えは無い。根拠があるなら聞かせてもらえる?」 説明するレナ。「とんだ名探偵が身近にいたもんだよ。冷蔵庫の中身だけで電話の内容まで見破るとは・・・参った参った」 「とんだ名探偵、か。・・・魅ぃちゃんこそ、大石さんがした会話の内容までよく察しがつくね。 大石さんも私のこと、とんだ名探偵って言ってたもの。」大石の名前が出た途端、狼狽の表情を見せた。 警察が囲んでいる事を告げる。富竹、鷹野、村長も・・・? 座りなおす魅音。「初めてご挨拶申し上げます。園崎家当主跡継ぎ、魅音でございます。」何でも答えるという魅音。 「どうしてこんなことを・・・・」徳川の世の終わりとともに蔑みが始まった。明治になってから。 雛見沢村への改名も一方的に決められた。明治政府の思惑で、廃藩置県の時に。業病患者の隔離集落の成れの果てとして汚名を注がれた。 昭和20年、終戦。マッカーサーのGHQも抜本的な意識改革に着手し、不当差別の撤廃にも尽力してくれた。 魅音の祖父、宗平が闇市で巨大な富を築き上げた。中国大陸出兵時、ハルピンで食糧倉庫を管理、撤退時に軍の缶詰をごっそり盗み出した、と。 それを瀬戸内海某所に隠し、闇市で高値で売り捌いていた、と。そしてその財をお魎に託した、と。 廃れた雛見沢を復興させよう。『村人全ては家族であり、この富は共有の財産である』と祖母は宣言した。 そして勢力を拡大している昭和30年頃、人肉缶詰疑惑。祖父の上官だったと名乗る男が告白した。 祖父はペスト鼠の駆除や、伝染病患者の死体搬送をしていた、と。そしてその後、軍の医療機関の下働きとして召抱えられる。 731部隊、細菌兵器の研究をしていた部隊。人体実験、捕虜を実験に。何日で犠牲者を殺すか。注射では、経口では。 死ぬのを待たずに、時には生きたまま解剖した。生きたまま遠心分離機にかけたり減圧機で潰したり。 そこよりはマシだったらしい。その内容は戦場での食料の確保、であった。戦場で一番入手しやすいタンパク原、死体。 時には敵の、時には戦友の血肉を食んででも戦い抜く事こそが国に報いる究極の奉仕になる、と。 自分が食人鬼だとしても、彼ら(上官)はもっと遥かに醜い鬼なのだと。 >この「鬼」を悪い意味に使う表現は、詩音としての失敗と見ることが出来る。鬼を蔑んでいる詩音ならではの発言。 その肉は前線に振舞われ、間違って自分達が口にしないよう底にマル代と刻印した。(代用肉、の意) 気分が悪くなるレナに止められるまで饒舌になるのも詩音ならでは。 缶詰の真偽は不明。祖父は晩年まで否定しつづけた。しかし虐待の時代は再度到来してしまったのだ。 ※補足 ハルピンは日本軍が侵攻した中国東北部の地名。細菌兵器研究を目的にした七三一部隊が、中国人約3,000人を虐殺した。 この時の細菌兵器は中国各地でバラ撒かれた。さらに終戦後には、ペストが流行し親族が殆ど亡くなったりした。 これは終戦前に日本軍が研究内容の隠蔽、人体実験の証拠を隠蔽する為に研究施設を爆破したり、 爆破の前後で実験に使っていたペストを持った鼠が逃げたりし、感染が広まった為に起きてしまった。 尚、同じように中国でマスタードガスを生み出した五一六部隊も有名であり、この二つは「悪魔の兄弟部隊」と呼ばれていた。 尚、こういった遺棄毒ガス兵器が中国全土にあと150万発ほど埋まっていると見られており、日本政府は2007年までに 全て掘り出して無効化し、回収する責任を負っているが、進捗は無いに等しい。そら中国と仲良くできるわけねぇわな。 GHQ=連合国軍最高司令官総司令部、の意。 当時のマッカーサーの言葉は、大日本帝国時代の天皇の言葉よりも絶対だった。 そして団結の話。(これは別の所で私が語っているので割愛) >圭ちゃんも、町で不良に絡まれた時、たくさんの人たちに助けられたのを思い出しませんか?これは魅音だったが、聞いていたのだろう。 祖母が戦い、両親がそれを引継ぎ、やっと平和が戻ってきた。それも一時にすぎないのだろう、と言う。 >両親も引き継いだ、という。 「仲裁するオヤシロさまは実在しなかった」と。「それで、オヤシロさまの祟りを起こすことになったの?」無言の肯定。 「雛見沢村を再び崇められる神聖な鬼ヶ淵村に」それが鬼ヶ淵村の末裔の悲願であり、園崎家の「鬼」を継ぐ宿命なのだと。 >村の崩壊を導く無慈悲な粛清は、村の寿命を縮める効果しかなく、ましてお魎殺害には何の発展性も無い。今は平和なのだから。 鬼が名前に含まれる、という話。体に刻まれた鬼を見せようとするもレナが制止する。 >計算どおりだろう。 魅音が通常状態(鬼らしい)に戻る。 沈黙の後この5年間の連続事件、私が直接関わったものもあれば間接的に関わったものもある、と言う。 園崎家だけでなく、他の御三家の関わったものもあるけど、その全ての中心に私がいたと思う。 私は自分のしたことに信念を持ってるし、罪の意識などまるでない。あるとすれば跡継ぎがいないことくらいだ、と。 >具体的な内容に関しては語られない。語られたのは梨花・沙都子の呼び出しを認め、村長を殺した事のみ。 レナは凛とした声で言った。「でも魅ぃちゃんは、梨花ちゃんや沙都子ちゃんを・・・・殺したんだよね。」 梨花の役目は祭具殿を守ることだった。「ボクがちゃんと番をしますから」「不穏な関心を持つものがいるから簡素にすべきではない」 しかし公由のおじいちゃんが「鍵をやぶって入るなんてそうそういるもんか」って。反対できずに押し切られ・・・ 何かあったら責任を取るとじっちゃん。「勝手に入ってしまう悪い猫さんはいない」嗚咽する圭一。 祭りの最中から魅音の耳に賊の侵入は入っていた。「その日のうちに手が下される事になりました。」 >詩音もやはり事件当日から手を下されており、翌日の図書館で逢った詩音も魅音だったという事。しかし圭一には手が下されて居ない。 村の決定、園崎の長が圭一への処分を先延ばしには出来ないと思うのだが・・・どういうこと? 激しく後悔する圭一。「圭ちゃんは悪くないよ」と魅音。 「園崎家の歴史を投げ出して、私は仲間を救うべきだったのかもしれない。私が二人を殺してしまった」 「安易に自らの役割に屈し、戦うことを放棄してしまった」「でも魅ぃちゃんは一人だけ救った。圭一くんだけだけは殺さなかった」 「さぁて、どうして殺さなかったのかねぇ。鬼の私にゃ見当もつかないわ。魅音のほうに殺したくない都合でもあったんじゃないの。」 「大石は待ってんの?」「うん」「逃げ場は?」「ぐるっと囲んでる、いっぱい来てる。」「自首・・・しよ。」「私達も一緒にいくよ」 「自分で自分の罪、よくわかってる。たぶん自首が認められてもここには戻ってこれないと思う」 「だから、最後に我侭を聞いてほしいな。」「30分でいいから、圭ちゃんと二人きりにしてほしい」レナ「圭一くんが嫌なら無理にとはいえない」 「嫌ならそれでもいいよ。私は鬼だもの。オヤシロさまが仲介してくれない限り相容れることは絶対にない」 外へ出る前にレナ「魅ぃちゃんが短気をおこさないように見張っていてね」 腕を組む、応じる圭一。「私に腕を組まれたら緊張しちゃわない?急に関節技を極められちゃうんじゃないかな・・・とか。」 >これは詩音に対していった台詞で、その直後に店で魅音と出くわしている。あれは詩音本人と考えるべきだろう。 しかし感触が全く同じだと思った事を付記しておく。可能性の一つとしては頭の隅においておきたい。 詩音も圭ちゃんのことが好きだったみたい。「仲が良かったんだろ?」に対し「自分の右手と左手は仲がいいと思う?」 昔は面白かったけど、双子なんて互いに個性が出ると、かえって邪魔なだけ。 「・・・・詩音は、まだ生きてる。」「誰よりも惨たらしい死に方をさせてやろうとずっと考えてたけど」 「来て、私の全ての罪を見て欲しいから。でも圭ちゃんにとってこの上なく辛い光景かもしれない」 「来ないならそれでもいい。全てをこの手で終わらせるから」>圭一をついてこさせる。 深い森のずっと奥、獣道をずっと行くと急斜面にトンネル。異臭。 「私はただの鬼だから。人間の気持ちはわからないけど。魅音があんたを好きになったの、よくわかる気がする。」 >己が鬼であるという事を再三アピールしてくる。この「鬼」は圭一の行動・発言に対して魅音のようなリアクションを取る。 観音開きを空けるとさらに異臭。木造のトンネルで入り組んでいた。(鍵は閉めたのだろうか?) 「祭具は戒律をやぶったものを見せしめに惨たらしく殺してみせる道具だった」>スクラップ帳の通り。 >つまり村人に対して向けられた者だったという事を言っている。つまり腸流し、は食肉の宴ではなく見せしめの儀式だった。 「現代でも出来るように園崎家は作った、この秘密の場所を」そして一際異質な大扉を開く。 そう、現代も。 ここにあるものはよく手入れされ、今すぐ使用できる状態に維持されていた。 大昔の当主の書き物によると、と説明する魅音。 奥には畳敷きの座敷、隅には座布団の山。鑑賞席だという。誰もいなかったけど、ここで殺した、と。 >この座敷に村人を入れて、というのは無理がある。御三家の集まりで集まる十数人規模で行われていたのだろうか。 観客は私という鬼が魅音の行う綿流しを見ていた、と。 >腸流しをしたのはあくまで魅音だったという。鬼ではなく。自嘲気味にケタケタと笑う。 梨花たちの死体は蟲が沸くと嫌だったから井戸に捨てた、という。 >捨てた、という表現は魅音らしくない。詩音を「惨たらしい死に方をさせてやろうと」等表現が変わっているものが多い。 祭具殿の時に「梨花ちゃまの演舞なんか」という表現からも、詩音という裏づけになる。 詩音は魅音を見ると半狂乱する。「もう誰の死を見るのも嫌!私が憎いなら早く私を殺して!お姉ぇええ!!」 >ここでお姉と言わせたのは、演技をこなせたら開放するという約束があったのだろう。 ここで正体を明かしても、二人殺されて終わりなのだから。 圭ちゃんを殺さないでぇ!圭ちゃんは何の関係もないでしょ?!もう誰が死ぬのも嫌ぁぁああ!!」 >何の関係もない、というのは「詩音が祭具殿の罪で捕まっている」のではないという事。 また、梨花と沙都子を目の前で殺害しても、詩音とはさほど面識はない。これは魅音の反応、というほうがしっくりくる。 「そんなに死にたければ、この男を殺した後にゆっくりとひき肉にしてやるよ。」と本性を現す魅音。 古式に則り、四肢の先端から少しずつ・・・ スタンガンを喰らう圭一。後頭部をぶつけたときに見るようなチカチカとした火花がいっぱい広がった。 「あのチビガキ二人組に試したかったんだけど、手が小さくて拘束台にサイズがあわなかったからねぇ!!」 「私はどうなってもいいから圭ちゃんだけは見逃して」と懇願する詩音。圭一を放り出して詩音のほうへ。 「あんたもいい声で泣けるじゃない。」「魅音姉さま。お願いです。私はどういう風に殺しても構いませんから圭ちゃんだけは」 「今までの事謝ってみせてよ」「そんなんで私の積年の恨みが償えると思ってるわけ?」 「特別にお姉が心に届く謝罪の仕方ってのを教えてあげるよ。」 >鬼が詩音に積年の恨み、は無い。自分をお姉と言ったのは詩音のミスか。 ついさっきまで魅音だったのに、いつのまにか魅音じゃない誰かになってる! こいつは絶対俺の良く知る魅音じゃない! 「あんたがそこまでプライドを捨てられるとは思わなかったから。」 「安心しなって、ちゃんとあんたは殺してあげるよ。圭ちゃんの悲鳴をたっぷり聞かせた後にね・・・!」 そして拘束台へ。大の字に拘束され、指を開き蝶番で固定されていく。 「詩音を一番惨たらしく殺してやろうと思ってたけどまだ思いつかないって。あれが嘘。」 「あの子に自分のせいで死ぬ大勢の人の悲鳴をたっぷりと聞かせて、体の心まで染みとおらせてから殺すの」 「お前は誰だ」「はぁ?魅音でしょ、園崎魅音。」「違うな、お前は・・・鬼だ。」「へ?」>自分で鬼だといっていた割に妙な反応。 「さっきまで一緒だった魅音を返せ」「園崎魅音に殺されようとしているこの瞬間に、目の前の私を否定するわけ?」 「圭ちゃんへの拷問である以前に詩音への拷問なんだから」 「冥土の土産じゃないけど、一つだけ教えてあげるよ」「私の心の中に鬼が宿ったのはずいぶん前、その鬼は私を蝕み強行へ駆り立てた」 「私はそれを理性で押さえつけた、けど眠っていただけだった。また目覚めたのは・・・・あんたが全てを狂わせてしまった元凶」 「あの時、あんたがもらった人形を躊躇なく私に渡していたら、全ては狂い出さなかったかもしれない」 「そこからドミノ倒しみたいにいろんなものが倒れ始めて、収集がつかなくなってしまった」 「あんたが『魅音』を泣かさなかったら、私は起きなくて済んだのにね」 詩音に謝ったのを魅音に謝ったつもりになっていた。人形の件を謝っていなかった。今まで、一度も。 拷問の説明。片手各関節15本に五寸釘(本当は14個)左手、右手。次は・・・意識があったら教えるね。 「それで魅音の鬼が気が済むなら」「俺が傷つけた魅音の苦しみに比べたら、こんなの大したことないんだろ?」 「気の済むようにするといい。そのかわり二つ約束しろ」「俺を気が済むまで痛めつけたら詩音は許してやれ 祭具殿の罪はもう十分償ったはずだ」「もう一つ、気が済んだらもうお前は消えろ。その体を魅音に返してやってくれ」 命乞いとか無いの?と聞く魅音に三つ目の願いとして言い、拒否され笑いあう二人。 覚悟を決めると、頬に手を置く魅音。三つ目の願いだけは聞いてあげてもいいと言う。 「1つ目、これはもう無理。詩音は鬼が殺してしまう。それはもう決められたことだから止められない。だから諦めて」 >いずれにせよ入れ替わりがあるのでこれは変更のしようがない。 「2つ目、これももう無理。今日を境に魅音が戻ってくる事はもうない。今日以降、私の姿があってもそれは鬼だから」 >もう既にこの時に、圭一を後日殺し、自分も死ぬ事を決めていた? そのとき、警官隊の突入音。(鍵を閉めた描写は無かったが、鉄扉に大勢が体当たりする音) 「あのぼやーっとした感じの子が、こんなに頭が回るのだけは計算外だったな。」 違法品で出力が上がるようになっているスタンガンを取り出す魅音。あとは拷問質の扉のみ。 「・・・ごめんね、魅音を汚して。」詩音の本音だろう。「私の屍に取り憑いた鬼だから近寄らないでね」と念を押す。 エピローグ 圭一、レナ、詩音は保護された。拷問部屋から皮膚などの痕跡があり、4名の殺害現場と断定。梨花、沙都子、村長、お魎。 >お魎に対しても腸流しを行ったという事? となると魅音の前でバラしたという事だろうか。 魅音はまだ未逮捕。牢屋の大空洞から無数の通路や小部屋が広がっており、その中に外へ逃れる隠し通路があったのだろう。 詩音は保護された。ショックから立ち直れておらず、未だに錯乱ちゅう。 見る影全てが魅音に見えるようで、現在は市内の某所に引きこもっており、所在を転々としているらしい。 >服を着替え、井戸から突き落とし、自分は保護された。 自宅には魅音と詩音の両親が子分を大勢連れて連日謝罪に来ていた。2千万を超えたとき手紙の入った封筒を渡された。 両親は二晩話し込み、引越しを決めた。来月の終わりに引っ越す、と告げる。(7月末) 魅音に渡すべきだった人形は机の上に置いてある。 展示品は売らないと言っていた店主も例の事件の生き残りAだと知ると、すぐに承諾してくれた。 渡せる機会はないかもしれない、でも待っている。 深夜2時、窓に小石を投げる音。人形を手に取り降りていく圭一。 「最後にお話したかったから」汗をうかべ、小さく震えていた。 「私ね、えへへ・・もう、ここにはいられない」「今日まで、がが・・・頑張ってきたけど、あはは・・自分で分かるの」 「私の迎えは、もうすぐ後ろまで来ている・・・」 >間違いなく、例のぺたぺたという足音がすぐ後ろまで来ている、という意味。その意味するところも知っている。 背中をさすろうとすると手を伸ばすが、それは叩かれた。 人形を渡そうとした刹那、腹部を肉厚のナイフのような包丁のようなもので刺し、ねじられた圭一。 >ちなみに刺してからひねると、血がとまりづらくなる。 「くけけけけけ! 間に合った・・間に合った!」倒れる圭一を見届けると数歩後ずさってからケタケタと笑った。 「ぐげげげげげ! 出来た、全部出来た! 私が殺したいやつはこれで全員・・・!」 一命を取り留めた圭一。 6.28同日同時刻、マンションで転落事故。8階のベランダから詩音が転落死。室内は荒れていた。 まだ姉妹が同居していた頃の姉妹喧嘩に間違いなかったと証言(隣人の男、つまり葛西)着衣の乱れ、とっくみあいになった? でも錯乱による幻覚だろうと放っておいた。いつになく長いので鎮静剤を与えようと訪れたが、鍵を持ってくるまでに収まった。 一応確認しようと空け、異変に気付いた。 >詩音が圭一を刺し、自分は狂言をし飛び降り自殺。 そして病院。鹿骨市内の総合病院。詩音の死は魅音以外にありえない。大石も同意する。一晩のうちに詩音を突き落とし、圭一を刺した。 しかし、魅音が見つかったのを伝えに来たという。隠し井戸も見つかった、と。抜け道を出た先の、山中の古井戸だったと。 「垂直トンネルのハシゴをずーーっと降りた横へ抜けるトンネルを数百メートル這った先」 死体遺棄現場は逃げ道の通路よりもさらに下、コールタール状の泥水が溜まっていた。上から投げ落とした。 死後10年以上経過している人骨、最低でも3人分はあるという。(バラバラ、という事か)近年腸流しが行われたという事。 そして、梨花の遺体のスカートのポケットから注射器が出てきたと告げる。 >圭一からの話を受け、梨花が魅音に「交渉」しに行った事と関係があるのだろうか。 最後に魅音の事を尋ねると、正直に答えて欲しいと念を押される。捜査攪乱もある、と。 詩音を突き落とした人間は誰だと思うか、またあなたを刺したのは誰か、と。 あなたしか魅音を目撃していない。「実は園崎魅音も井戸の底から見つかった」 逃げる途中で梯子から足を滑らせて首の骨を折ったのだろうと鑑識。そう、詩音と同様に首の骨を折って。 話が飛び、三四の死亡も死後24時間経過と検視結果が出た。祭りの前日の晩には既に死んでいた。 一緒に忍び込んだ時、既に死んでいたはずだ、と。 魅音の死亡時刻を圭一が刺された後に改ざんしろという圧力がかかっている。 >検死の結果、という以上背中の刻印を当然含めて魅音と断定。 鮮血をこびりつかせた腕がベッドの下から生えててきた。驚かない圭一。これは俺の見ている幻。 「ダカラ言ッタデショウ」俺の腕を掴む。「圭チャン・・・迎エニ来タヨ・・・・」 この事件は何も終わっていない。終わらせてくれ誰か「あの時一つ叶えてあげたでしょ?今度はダメぇ。あっはははは・・・!」 魅音が、俺の小指の先端に当てられた釘をぐっと押さえつけた。もう片手の金槌がゆっくりとおおきく振り上げられ・・・・ お疲れ様会。魅音犯人説は、鬼隠し編から充分予測できた結末で、甘すぎる。5年目はチープすぎる。 園崎姉妹共犯説。過去の事件を全て被り、過去の事件を全て完全犯罪にする「締め括りの事件」ではないか。 この「過去の事件」の真犯人は別にいる、とレナ。単独である言い方をしている。 >逆説的に、昨年の悟史を守るためだとすると詩音協力に合点がいったりするのも面白い。 ならば圭一はなぜ刺されなければいけなかったのか?1章では祭具殿に圭一は入っていない。ならばなぜ殺された? 前回と今回の圭一の行動に共通項があればそれがわかるのではないか?と大石。 >詩音、魅音の間の入れ替わりについて 全て明記してきたとおり、エンジェルモートはデザートフェス前日の電話から詩音に変わり、 祭りの翌日から全て詩音。祭り当日は再考の余地あり。 監禁時の詩音への拷問などは圭一に魅音を嫌わせる詩音のシナリオ。魅音が従ったのは圭一を助ける為。 だが、このシナリオ中に魅音への愛情(友情だが)を知り、魅音の鬼が暴走したというシナリオで行く事を決意。 それは同時に圭一を殺害し、自分も死ぬというシナリオ。 最後、警察が乗り込む直前、詩音と服を入れ替え突き落とした。 突発的に魅音が暴走した、と過程して「普通に」考えてみる。 祭具殿への進入を知り、その日のうちに手が下される事に決定したのなら、間違いなく圭一も殺しているし足もつかない方法になる。 だから、圭一を守るためにお魎をまず殺害し、実質の雛見沢の意思を手中に収めた。 力を手に入れた魅音は次に、人形を奪われ「詩音として圭一と過ごした思い出」を全て奪われた詩音に復讐する為に 詩音に見せ付ける為に、近しいものであった村長を殺害する。(葛西は組の大幹部クラスで、手は出せなかったと思われる) 魅音にも恩義がある人間だが、錠前付け替えの責任という名目もあるので処理しやすかった事も噛んでいる。 続いて梨花が醤油のついでに圭一の件を「進言」しに来た。しかし注射はスキをつきでもしないと単独で一方的に行うのは難しい。 >梨花はいつ知った? 失踪する昼、誰かと取っ組み合いでもしたかのように汚れていた梨花。 おそらく、魅音に詰め寄り聞かされた直後なのだろう。だから圭一に詰め寄った。(もっと先に祭具殿侵入を知っていたら聞いている) 村長の失踪については魅音は「知らない」で押し通したが、梨花は信じなかった。そして詰め寄って払いのけられた。 梨花は続いて現れた圭一に事実の確認をし、魅音と再度話し合う決意をする。 だが、もう村長を消していたのなら村長だけでなく自分も消される自覚があった。ならば自衛手段として注射器は不自然か? さらに、沙都子に行き先を告げるのは巻き込むリスクがあったが、魅音の所に行く口実がそれしかなかった。 >詩音からの電話。狙いは何だったのか? 初日はまず富竹と鷹野が殺された、という電話。圭一に後悔させ、罪を思い知らせる。この時に村長殺害済み。 二日目、祭具殿を穢した主犯格を裁き、次に私達を狙います。・・・認めてください。最近誰かに監視されている気がする。危機感煽り。 そして魅音に夜の事を問いただされた。祭り以降お姉の様子がおかしいから注意しろ。(圭一への魅音からの警告?) 魅音の危険性を説明した上で、圭ちゃんがいいと判断するなら警察に必要な情報を与えてもいいと思います。 どうせバレているが、大石には私の名前を伏せてくれ。(大石との積極的な接触は、詩音の失踪が伝わる) その後村長の話、話したから消されてしまった、を強くアピールする事で圭一を追い詰め「後悔させる」という意思が強く見える。 この時は梨花、沙都子殺害済み。梨花から既に「打ち明けられた」事を聞きだしたのかもしれない。 並べると、魅音の目的は「魅音」という存在を園崎家の重荷を圭一に理解させる事。同時に魅音を警戒させ「接触を減らす」事。 警察に話してもいい、は祭具殿侵入の事で命を狙われているという話。隠しておくメリットが無いからしぶしぶだろうか。 話したから消された、は梨花と沙都子の失踪をいち早く察知させる為であった。何のために? 詩音からの電話は、警察へも息がかかっている事を知っている詩音は当然警察にも居所を隠す。失踪していて当然。 つまり、村長に伝える時間がなかった、が無ければ詩音の失踪はバレなかった。レナの推理が無ければ、魅音犯人説にも到達できなかった。 魅音は圭一が来たのも詩音に見せる予定通りとばかりに進めているが、圭一達が来なければどういうシナリオが展開されたのか。 近しいものから殺されていく、を圭一に味あわせ、どうするつもりだったのだろうか。 >鷹野さん死亡時刻疑問 焼死体は間違いなく他人のものであろう。TIPSでわかる通り、鷹野は宝物殿侵入の計画をしていた。 入江診療所の看護婦でありオカルトに造詣のある彼女はカルテをいじり、自分が祟りによって殺されたように村人に見せた。 その他は祟殺し編で。 >犯人 結果的に、園崎家当主、古手家当主、公由家当主が全滅している。 村長である公由のおじいちゃん、神社の守り手だった突然死の当主、そして事実上の支配者だった園崎お魎。 この御三家の当主を殺して一番得をする人間と考えると、どう考えても魅音は得をしない。 詩音の自殺が狂言だったとすると、魅音は圭一を刺してからマンションで一人狂言をし、窓から飛び降りた。 地下で発見された、首の骨の折れた死体は詩音だった。 >素朴な疑問 魅音は雛見沢の学校、詩音は興宮の学校。 悟史と知り合い、雛見沢ファイターズのマネージャーになるまでの経緯が薄い気がしてしまう。 >梨花の注射器 醤油さしに移すのに使うため?w というわけで、いつものように <実は詩音が犯人だった説>で考えてみよう。 この説は最後の牢屋の魅音・詩音のやり取りで真っ先に否定していた事ですが、 あの瞬間に圭一に「私が魅音だ」と言って混乱させるより、 魅音は「詩音として心配してもらいたい」という気持ちだったのかもしれない。と思い直したのです。 ついでに詩音からは固く口止めされており、あの状態の魅音が圭一を生かす可能性なんて無かったので 詩音の機嫌を損ねるのは得策でなかった。 そう考えると、名前に固執してあのセリフを言わせたのもなんか納得出来るんですよね〜。 動機は・・・・・恋仲であった悟史を魅音達(町の主要部)の人間達に殺されてしまった事。 この復讐でしょう。 と思ったら、5章の紹介で「回答編、主役は詩音」とか言ってるし・・・w タイミングごとに検証してみよう。 まず、エンジェルモートでの出会いの時は魅音。 軽視してはならないのが、圭一が「魅音には似合わないけど詩音は似合う」というセリフを吐いている点。 詩音として圭一の前に立った、すると圭一は詩音としての自分を女性らしいと評価してくれた。となります。 これにより、魅音は詩音として圭一の前では女の子になれるようになる。 お弁当を持って行ったのは、間違いなく魅音。(翌日のリアクションにて) チケットを送って圭一を誘う⇒人形を買ってもらう、は逆に間違いなく詩音。 その後、祭りの準備で麦茶を持ってきてニアミスした際のやりとり「お姉にそんなかいがいしさ〜」は 今更「私が詩音として圭一の前に〜」とは口が裂けても言えない魅音の、弁当の件をからかっているものと思われる。 祭具殿侵入に際し、魅音は「入る前から知っていた」可能性がある。 思い出してほしい。鷹野はTipsでこう綴っていた。「幸い私は両姉妹と交流がある。今後に繋げて行きたい」と。 そう、つまり祭具殿侵入に際し、魅音は『認知していた』のである。 そして、詩音は魅音から聞いていた。つまり、詩音も一緒に見学する事が鷹野に対する条件だった可能性が高い。 そうでないと、あの出会い時の鷹野と富竹はあまりにも落ち着きすぎている。 おそらく詩音は、魅音に持ちかけられたのだろう。「祭具殿の中身に興味はないか?」と。 そして『鷹野の監視』を詩音に「依頼」したのだろう。 >「ドタンバタン」という音もこれを裏付けている。圭一が聞いていないという事は、そんな音していない。 つまり詩音の仕掛けで富竹が協力者。鷹野は性格上乗らない。 もしくは、富竹が祭具殿の音を「中から聞こえた」と聞き違え、それを詩音(魅音)が便乗して圭一を怯えさせるのに使った。 だが、綿流しの後に詩音を裏切り「監禁」する。 鷹野は死体偽装トリックを用意、自身の安全を確保した。(魅音は認知していてもしていなくてもよい) これで鷹野の理想は通る。富竹は村として存在が邪魔になったから。正体がばれたのかも。 鷹野にとっては他はどうでもいい、中が見れればいい。だから富竹殺害に協力した。 この頃から魅音は本格的に崩壊し、詩音への復讐をする「鬼」に成り下がる。 お魎を、村長を、そして梨花と沙都子を詩音の前で殺す。そして圭一も殺そうとするが、圭一の後悔と心情に打たれ、圭一を許す。 詩音の服をはぎ自分の服を着せ井戸の底に落とし、自分は警察に保護される。そして精神崩壊のフリをし、機を伺う。 詩音として出歩く分には別段問題はないので、深夜にこっそり外出(鍵も葛西にすら持たせていない) だから圭一の所へ来たのは深夜2時。 ・・・うーん、何も推理できていないような・・・ さて、では改めて再考してみよう。 まずは動機について。 梨花の自宅へ行った時の魅音の変貌を思い出して欲しい。あの沙都子への怒りと悟史への悲しみ。 魅音は3章、祭りの前の電話で分かるように、悟史の失踪を沙都子のせいだとは思っていない。 とすると、動機があるのは『詩音』なのだ。 そして、圭一を刺した本当の動機は・・・・嫉妬。 悟史を失いふさぎ込んでいた詩音は、入れ替わりから解けた日、入れ替わりの違和感を無くす為、そしてちょっとしたイタズラ心で 圭一を魅音に秘密でデザートフェスへ誘い出し、圭一をワナにハメながら圭一の人柄などを観察する。 そして、恋をしてしまう。 そして、その夜「詩音のフリをしている魅音」を演じながら、魅音に対する圭一の愛情を・・・・知ってしまう。 これが、本当の動機。 そして、祭りの後の飲み会で魅音にまた持ちかけたのではないだろうか。「入れ替わり」を。 圭一を諦めきれていない魅音は承諾してしまう。 詩音は、一番気付く可能性の高いお魎をまず殺害、そして詩音のふりをしている「魅音」を、親族をたきつけて 「祭具殿へ進入した罪」で監禁する。 ・・・ん〜、魅音が刺青を見せて主張すれば覆るので、スタンガンなどで監禁してから村人に告げたのだろう。 それから、詩音をその罪で投獄する以上は鍵付け替えの責任も取らせざるお得ないので、村長と梨花も殺害。 沙都子はレナの推理通り「梨花が来て寝てしまった、夕食もあるからおいで」と誘い出せたので、殺害。動機は充分。 そして圭一へは、共に苦難を乗り切り励ましあい、愛情が生まれるシナリオを描いていたものの、嘘が圭一にバレてしまう。 これにより自分へ愛が向かない事を悟り、圭一も殺してしまう事を決意。 だが、最後までふんぎりがつかず、また命乞いもせず自分と魅音を助けようとする圭一を見て決意が鈍り、殺さない。 服を入れ替え突き落とし、魅音は井戸で殺害、詩音として保護される。 そして後日改めて圭一を「逃走した魅音」として会いに行き、最後に圭一から「魅音として」愛情を貰う。 そして葛藤を振り切り、圭一を刺す。だから「殺したいやつ全て殺せた」なのである。 「間に合った!」は、単に捕まる前に全員殺せた、という意味。そして圭一の中で詩音は詩音として幕を降ろせたという事。 あとは自分が詩音として死ぬだけ。そして原付で戻り、マンションで狂言自殺。これで全てが終わったのである。 プチ謎だが、1章で魅音は知らなかった富竹の死を、なぜこの詩音は知り得たのか。 鷹野が殺害したとすると、村人サイドの魅音は知らなくて当然。 となると2章では祭具殿侵入含め、詩音と鷹野は共謀していた?? ちなみに余談だが、最後の拷問部屋で詩音は嘘をついていない。 なぜなら、あの時人形を「魅音」に渡していれば、詩音の中に『鬼』が生まれる事はなかったのだから・・・・。