<鬼隠し編>〜レナ編〜


龍騎士07による解説

〜オープニング〜

『ひぐらしのなく頃に』の世界へようこそ。
鬼隠し編は、この世界へあなたを誘うオープニングとなります。
肩肘を張らず、どうか雛見沢での生活を満喫して下さい。
難易度は非常に高いですが、その手応えをお楽しみ下さい。






圭一は最後まで許さなかった。
作者名⇒フレデリカ、古手梨花。

いきなりの撲殺シーン。 ラストの意識飛んでるシーンだろう。
最後まで信じてた。泣きながら、もう動かない彼女に振り下ろす。一つ振る度に忘れよう。信じていた、好きだった。

雛見沢村に越してきた前原圭一が、久しぶりに東京へ戻り、雛見沢村に戻ってくる電車内から話は始まる。
電車の中で何度も謝る声を聞く。どんな過ちを犯したにせよ、これだけ謝っているんだからもう許してやるべきだ。
取り返しがつかない過ちを犯したのなら、なおのこと許してやるべきだ。
>レナのいう「オヤシロ様が憑いている」という状態か、ただの偶然か・・・

雛見村での平和な日常。 楽しい学校生活。圭一は転校してきてからやっと3週間経過したところ。
学校のクラスは全学年合わせて1クラス30人ほど。

TIPS 学年混在:レナと圭一は同い年。魅音は1つ上。レナは7月、圭一は4月生まれ。雛見沢の子供半数ほどがこっちに通っている。
魅音は受験生。中学3年だろう。レナと魅音は中2。梨花と沙都子は学校が違うほど、から小学校6年ほどだろう。

制服自由?:制服は魅音が手配したもの。

町を案内してもらう圭一。ちなみにレナの荷物(弁当)は持ってあげない_| ̄|○
移動中、鷹野さんと挨拶を交わす3人。趣味は野鳥の観察と撮影と紹介する。
魅音が圭一のトランクス派に転向まで言い当てる。どんな情報網だろうっ
「雛見沢は過疎だから、村中みんなが新しい仲間を歓迎してくれてる」と言うレナ。「よそ者」と疎んじると考えるのは難しい。
ちなみにお昼、りんごのうさぎさん勝負にて梨花が負けず嫌いを発揮、逆転勝ちをする。

そのままレナとダム現場へ。レナが発掘中、富竹さんと初対面。野鳥がいるとは思えないが。
ちなみに撮影はしていない。砂利を踏む音に驚く圭一に、未許可でファインダーを覗いた事を詫びる富竹。
「彼女は何を?」の問いに冗談で「昔殺したバラバラ死体でも確認してるんじゃないですか?」と言うと
「嫌な事件だったね。腕が一本まだ見つかってないんだろ?」と言う。  これがきっかけで、事件に興味を持つ様になる。
まずレナに聞くと「知らない」と即答される。 取り繕うように「私も一年くらい前に越してきたばかりだから」と告げる。
>レナは自分の変貌を恐れ、この話を打ち切ろうとしたのだろう。一応昨年綿流し祭り前くらいに茨城の郊外から越してきている。

魅音の部活に入部する圭一。 〜ジジ抜き〜ランダムで一枚カードを抜くルール。Jokerは外してある。
入部初日、ジジ抜きのトータルビリな圭一は、三人に羽交い締めにされ魅音にマジックで顔に落書きされる。極太の油性w
ちなみに最後の勝負、魅音との一騎打ちの時、他メンバーは全員ウラを知っていながら知らないふりをやり通していた。
しかも配役、台詞まで決まっているように・・・・
>部活メンバーの演技を圭一は見抜けない、という伏線?

帰り道、魅音に聞くもレナ同様、拒絶するように「知らない」と言う。
>これは劇中語られるように圭一に余計な心配をさせたくなかったから。

帰宅するも、親父の仕事煮詰まりの為外出、自転車でダム現場に。予想通り、レナがケンタ君を発掘していた。
レナは家が近いと言い、一度自宅へ麦茶とタオルを取りに戻る。
圭一は仲間意識の共有をしたいが為に、現地調達した写真週刊誌からバラバラ殺人記事を発見する。

TIPS 雛見沢ダム計画:昭和50年10月 雛見沢発電所電源開発基本計画。
週刊誌記事:殺害後、主犯格が死体を5人に一箇所ずつ切断させ各自で隠すように指示。
翌日、病院にて治療の際に一人が自供、事件は露呈。
>少なくとも一人は実際に傷を負っていたという事になる。総捏造ではない。
尚、リーダーが右腕で犯人共に未発見。車は沼のそばにあった為に沼に落ちたという噂になっている。

体育の授業 〜ゾンビ鬼〜鬼ごっこの鬼が増えていく。

学校のゲーム「ゾンビ鬼」で圭一は沙都子に「両親が校門に来ている」魅音には「先生が校門で呼んでる」と伝言。
>沙都子の両親は転落事故により死去している為、嘘であると看破するだろう。
 沙都子は元々鬼、魅音もこれで鬼になったわけではない。
圭一はレナを追いつめるも「いいよ、圭一くんになら・・・・ヒドい事しないって信じてるし」の前に挫折。
結局、レナと「鬼のフリをしていた」魅音の二人だけ生き残る。 ちょっと意味深。 思い込み、先入観への警告?

夕方ダム現場へ向かう途中、富竹さんからレナが「剥き身の斧を持ちニヤニヤしながら歩いてた」と伝えられる。
「富竹さんもせいぜい嗅ぎ回らないようにする事ですねぇ。」に「よそ者の僕への警告のつもりかい?」と返される。
>富竹は自分が危険な立場である事を知っており、圭一がどこまで知っているか試した?
圭一はこう思う。レナは雛見沢で斧を持って徘徊しても不審に思われない唯一の人物である、と。

レナに「何で引っ越してきたの?」の問いに「圭一くんは?」と質問で返される。 父の話になりレナは結局答えなかった。
ケンタ君人形掘り出しの際、勢い余って片腕を破壊。見つかって居ない右腕、バラバラ事件と重ねる圭一。
ガムテで貼って服を着せるから問題無いといい喜ぶレナ。
二人でレナの家へ持っていく。剥き身の斧とビニールシートに覆われた人間大のものを運ぶ二人。凄い光景だなぁw
梨花はお祭りの実行委員。 綿流祭四凶爆闘。今年から圭一を含めて五凶となるらしい。男塾の凶羅大四狂殺?

TIPS レナってどーいう名前だよ?:レナの本名を本人に聞こうと言う圭一に説明する梨花と沙都子。
本名は礼奈。レナが「レナと呼んで欲しい」と言ったそうだ。礼那と呼ばないようにクギを刺す魅音。

翌日。昨日レナの家へケンタ君人形を運んでいったらしい。

〜大貧民〜Joker無し、3の三枚革命無し、上納無し、革命返しあり。
最初の罰ゲームで校長の頭をなでて瀕死になる魅音。(梨花だけは触っても平気らしいので梨花の罰だろう)

魅音との帰り、富竹さんと会う。年2〜3回来ているという。
「富竹さんは野鳥以外の目的で来てるんじゃ・・・?」に「いい感してるよ圭ちゃん」と。
>目的は鷹野さん、という意図と思われる。年に2〜3回の訪問は遠距離恋愛として成り立つのかも微妙だが。
 赤坂のように身元割れているが泳がされている? 赤坂の身元が割れた原因が分かれば推理できるが今は材料不足。やはり前者か。

TIPS 回覧板:祭りの催し募集、義援金募集(一口千円等)
 
事件は個別に解決している。 そして今年から、村と警察で秘匿捜査となる協定が結ばれている。
この祟りにより、毎年一人が死に、一人が行方不明となるシステムが構築されている。
尚、本来は「祟りで死者が出る⇒祟りを鎮める為、生け贄として鬼隠しになる」という順番。
本来は三日三晩かけて生け贄を沈める=オヤシロ様の怒りを鎮める、という行為だったらしい。
(生来は、鬼が綿流しの為に人をさらう=鬼隠し、だった)

そして綿流し祭り。
かわいいもの勝負で誤解により半殺しにされた時、圭一のポケットから梨花ちゃんがカギについたオットセイのキーホルダーを出す。
(尚、昔夏休みの宿題で作った、恥ずかしいので滅多に人に見せない、と言っていると梨花解説する)
そのキーホルダーは劇中描かれていないが、後日使用している事から返されている。
そして奉納演舞。富竹さんのカメラのフラッシュだけが静寂を破る事を許されている。
>祭殿具侵入は奉納演舞中にしていない! 富竹殺害は祭具殿侵入ではないという事。

富竹「その憎まれ口もまた半年聞けなくなるかと思うと残念だよ」>祭りの時期だけではない。 そして次回も大体決まっている。
公安の人間だとすると、祭りの当日に帰るのが不可解。写真家として、にウェートを置いて慎重に捜査している?
半年サイクルである事の意味・・・・綿流しの祭りだけなら一年に一回。これも材料不足。
魅音「明日の夜にはもう東京なんですからねぇ!」
ちなみに綿流しの沢での作法は、右手で綿を持ち左手でお払い後、額・胸・へそ・両膝の順に3回。

綿流し後、富竹と鷹野から事件を聞き、近年連続して起きている「オヤシロ様の祟り」の存在を知る。
>名前を思い出そうとする圭一に、鷹野は自己紹介せず名乗らない。
ダムは黒部ダムに次ぐ巨大な計画だった。計画は7〜8年前から。当時は交通、電力、そして治水が日本改革3大課題だった。
そしてダム建設は経済効果の役割が大きかった。
バラバラ殺人について尋ねると「偶然その頃雛見沢に居てね」と言う富竹。祭りの日だから当然か。

〜4年前のダム工事現場監督バラバラ殺人事件〜
ダム工事現場監督が、夜9時頃6人の工員達に鉈やつるはしでメッタ打ちにされ惨殺される。
(主犯格の男の提案により、斧で両手両足と首を切断し、6つのパーツを各自で隠すという方法で解体。
5名は逮捕済、主犯格の男は右手と共に行方不明となる)
しかし逮捕された5人は犯行当時の供述内容に食い違いが多く、話を捏造している可能性が高い。
>ならば実際は誰がどのように殺害した? まぁ一方的に殺害したのを正当防衛主張が妥当。
尚、富竹さんはこの事件の時も村に居た。
ダムトラブルの末期で、事実上のダム計画に終止符を打った事件。
しかし終止符は建設大臣息子誘拐で事実上凍結している。一年後に現場監督を殺害するメリットはかなり薄い。
そして工事現場の人間は村人ではないと思われる。買収しても殺人罪をかぶるバカはいない。
偶然の事件をシステムに利用した?

〜3年前公園転落事故〜
観光に来ていた展望台の手すりが落ち、沙都子の両親が27m下の渓流へ転落。
義父は転落死で、母は転落したが死体上がらず。
沙都子は車の中で待っていた。公園の清掃員と探した所、手すりが落ちていたので警察に通報。
誰かが突き落とし、その後手すりを落としたのではないか。午後2時頃だった。
村の意図が介入した場合、システムの為に沙都子を殺さなかったという事になるが・・・少し弱い。
沙都子の自傷、作話の後に本当に虐待が始まり、沙都子が手を下したのかもしれないが、そうすると母だけ死体が上がらないのが謎。

〜2年前突然死+入水自殺〜
梨花の父が突然倒れ、搬送後24時間で死亡。(心臓麻痺)一時は回復したが、深夜に容態が急変した。(病院関係者?)
数日後、母も鬼ヶ淵沼への入水自殺で死亡(遺書あり)
<私的捜査ファイルより>遺書はあったらしいが、警察にも押収されていない。 第一発見者が警察官に渡した、と言っている事から
この警察官が遺書を偽装したが、第一発見者に渡されてしまい警察官へ渡す事が出来なかったと思われる。村の介入は固い。

〜1年前主婦撲殺事件〜
沙都子に意地悪をしていた義母が、麻薬中毒者にメッタ打ちにされ撲殺される。 兄は数日後の沙都子誕生日から行方不明。
犯人は別件で逮捕され、拘置所内で先割れスプーンを喉に詰まらせ死亡。(この自供と死亡の間が短く、捏造と口封じの疑いあり)
この犯人は入江診療所で薬漬け洗脳⇒自殺に見せかけ殺害、の可能性がある。
尚、沙都子の両親の弟一家。弟本人は3章の叔父。
新聞掲載は無し。秘匿捜査認定後の為。
>悟史が殺害し犯人を捏造したのなら、何故悟史は消えなければならなかったのか。これは未だに不明・・・

そして・・・・今年は誰が死に、誰が消えるのか。


別れ際、鷹野「おやすみなさい圭一くん。 ・・・ジロウさんもね。また後ほど。」
富竹罰ゲーム(マジックで寄せ書き)の後、境内の所に「連れの女性」がいるのが見えた。
魅音も「お連れ様がお待ちみたいじゃ〜ん?」と言う。梨花と沙都子は実行委員の集まりで残り3人で帰宅。
>また後ほど、の真意は祭具殿侵入後〜死亡直前だから、これからどこかへ行く約束があった。
 境内に居たのは鷹野でいいだろう。

両親は祭りに出れず。


〜推理ゲーム〜 犯人、凶器、犯行現場を当てる。罰ゲームは使いっ走りの刑。
廊下にレナを呼び出し、結託を終えレナを教室に戻すと、大石が来て車の中で話をする。


〜大石の車の中〜
興宮(おきのみや)暑の大石から、昨日富竹が喉をかきむしり死ぬ異常な状態で死んでおり、鷹野も行方不明である事を告げられる。
(つまり、祟りと鬼隠しが両方成立している)
>鷹野の死体発見も大石はしているはず。村に対する不信感を煽る為に、圭一には作為的に伏せた?

喉を掻き破った出血性ショック死。 犯人(達)には素手で暴行を受けた痕跡がある。
富竹第一発見は警備を終えた警察のワゴン、23:55、街頭が全く無い舗装路と砂利道の境目付近、舗装路の方。
死亡推定時刻は21:00〜23:00の間、つまり別れてからすぐで、鷹野と歩いていってすぐ。最終は21:00頃警察が目撃。
>3章で圭一と遭遇したのは、祭りの後〜車を取りに戻った間?
いや、富竹の自転車があるという事は富竹回収後である。尚且つ鷹野はダムの方から来た。

富竹は5〜6年前から雛見沢に来ている。(赤坂の雛見沢訪問の前から、赤坂は5年前)
 自転車は現場から300m離れた林道脇に放置。(けっこう遠い)
富竹は死の直前、素手で4〜5人に暴行を受け、極度の興奮状態だった。
が、角材を振り回した痕跡はあるものの犯人にかすりもしていなかった。(スポーツマンタイプの彼が犯人にかすりもしないのは不自然)
爪がはがれた後も、落ちていた鋭利な石や木片などでも喉をひっかいた模様。(一時的なパニックでは考えづらい)
そして、魅音達を監視するよう遠回しに頼まれる。
犯行は村ぐるみで起こされている可能性が高い、あなたのグループの潔白を証明する為にも協力してくれ、と。
富竹が祟りで死ぬという事は雛見沢村が富竹を拒絶した事を意味し、圭一は富竹の無念を晴らす為に協力を決意する。
最後に言う。「園崎さんや古手さんには特に秘密に」と。 そして最後に「年々動機が希薄になっており、来年は貴方かもしれない」と。
魅音の軽犯罪、公務執行妨害が当時あった事も告げる。園崎家はダム抵抗運動のリーダー格であったと。 電話番号を受け取る。

〜教室〜
戻って最後のゲームに参加し、レナが上がるまで待ち一緒に罰ゲームする事に。 内容は魅音が頼まれたお使いだった。


翌日、学校の昼休みに早速盗み聞きする圭一。鷹野が昨晩から失踪している事を魅音がレナに言っていた。
「・・・・・・え、・・・それっていつから?」「もう次の日にはいなかったって。・・・・・・綿流しの晩に失踪したらしいよ。」
「・・・・・・さん・・・・・・・・・けなの?』(鷹野さんだけなの?)「わかんない。私の知る限りではね。」
「・・・・・・で・・・・・・って・・・・・・・・・他にもいるんでしょ?・・・・・・・・・が。」

「もう一人いるんだよね?」「オヤシロ様ならね」から、祟りと『鬼隠し』がセットで1件ずつ起こるらしい事を知る。
レナは、次こそ自分である・・・と怯えていた。「レナはちゃんと帰ってきた」「でも悟史くんは駄目だったでしょ?」
以前村を出た際に、枕元にまでオヤシロ様が来た事に起因していると思われる。
しかし、レナは後半では乗り越えた、とも言っている。この時は一時的な不安感だったのだろうか。
その日の部活は、魅音が叔父さんの手伝いの為無しに。この時、悟史という名前を犯人カードから発見する。
レナに悟史は転校したのか? と聞くと「ごめん!・・・良くしらないの、私と入れ違いだったから」と告げる。

〜帰り道〜
レナとの帰宅中、レナに俺に隠し事してるよな?と問う圭一。すると豹変するレナ。
「圭一くんこそ隠し事してるよね。」「してないよ」「嘘だっ!!」と即答。
そして昨日、職員室には行っていない事、先生が「お客さんが来た」と言っていた事まで断定し、
「知らないおじさんと車で話していた」事まで言及する。
>先に戻ったレナがどうして知り得たのだろうか。まぁでも校門は全クラスから見えるのが普通か。しかし大石の事は知らないらしい。

あのおじさんは誰か、何の話をしていたかを聞かれ、言い逃れると「嘘だッ!!」と叫ぶレナ。
そして、互いの鼻がぶつかるような距離で、いつもの口調で・・・・優しく諭した。
「ね? 圭一くんに内緒や隠し事があるように・・・レナ達にだってあるんだよ?」と。

そして暫くの沈黙の後「行こ。だいぶ涼しくなってきたよ。」といつものレナに戻り、歩いていく。
視界から消えるまで膝を付いて動けない圭一。
>憑依ではなく、明らかにレナが初めて露にした“怒り”だった。鬼やオヤシロ様の憑依ではない。


夜、大石から電話。 渡した電話番号は古い番号だったと言い、新しい職場の直通電話番号を教える。
(新しい職場と言うが、警察で組織変更や、大石の部署移動があったとは考えにくい)
これは圭一がレナや魅音に情報を流しているかテストした? あまり意味を感じない。
夜圭一に電話を掛ける口実というのが有力か。

祟りと『鬼隠し』を伝えると、過去の事件は確かにそうだという裏付けを受け、昨年の失踪が悟史だという事を知る。
>大石はこの話に繋げる為に鷹野の焼死体を「行方不明」と言った。

そして、今圭一が座っている「転校した子の席」がそうであると・・・・
レナが心配していた事を思い出し、レナの事を聞いてみる。
尚、「レナを監視しろって事ですか?」含む発言を、部屋のドアの前に来ていたレナに聞かれていた。
>この夜、レナは魅音に相談したものと思われる。魅音はこの時から大石と圭一の接触を耳に入れるようにする。

翌朝、レナに恐怖し学校を休む。 目覚めたら昼前だった。 病院へ行く圭一。
「やたらとおしゃべりな先生」の問診に答え、風邪と診断される。
>医者の顔すらろくに確認していないのが伺える。この描写がラストの白衣へ繋がる。

帰り、大石と会い車でエンジェルモートへ。
>エンジェルモートにしたのは作為的に魅音達に「圭一が情報を集めている」宣伝だったのだろう。まさに撒き餌。
大石も今年中に片を着けねばならず、焦っている。

〜エンジェルモートにて〜
人喰い鬼の里である鬼ヶ淵の話。 鬼達は恐れられると同時に神聖視されていた。
昔話:病気の子を治す代わりに母親を喰わせろ。逃げる親子。鬼達と村人達全員で追う。結局両親は喰われる。
鬼達の獲物は常に一人で、前もって決められている。そして鬼の狩りの時には絶対に邪魔しちゃいけない。
鬼の狩りの邪魔さえしなければ村人達に危害を加えない。
>恐ろしい鬼(村人)の狩り、他の村人も誰も助けてくれない、というすり込み。
圭一を村の敵に仕立て上げ、村の『対処』を発生させそこを押さえる目論見。

悟史の失踪で気になり、魅音のグループを調べたという大石。
1年目の事件(4年前):現場監督は殺害される数週間前に魅音と取っ組み合いを何度かしていた。
2年目の事件(3年前):誘致派の夫婦転落の転落時、現場にはお嬢さん=沙都子が一緒にいた。
3年目の事件(2年前):神主夫婦が亡くなられた、その娘が梨花。
4年目の事件(1年前):亡くなった主婦は沙都子の義理の母。失踪した悟史は沙都子の兄。
そして大石は最後に言う。「被害者達はなぜか、あなたのお友達グループに全て繋がっている」と。
>いや殆ど被害者です。 加害者だと思うのは難しそうなのですが。

レナは茨城の郊外に住んでいたが、学校で3日間の謹慎を受けていた。学校の窓ガラスを割って回ったらしい。
その後、神経科に通院、自律神経失調症と診断され、何週間か薬剤投与と医師によるカウンセリングを受けていた。
そのカルテに書かれた会話内容に『オヤシロ様』という単語が頻繁に出てくる。
オヤシロ様という幽霊みたいなものが夜な夜なやってきて、枕元に立って自分を見下ろすのだと。
そしてレナはよそ者なんかじゃなく、竜宮一家は元々雛見沢の人間。レナが小学校に上がる時に茨城へ引っ越した。
最後に圭一は聞く。「富竹さんは誰と接点が?」「全員ですよ。みんなでお祭りの晩過ごしたじゃないですか」
出る間際、「お昼の薬は飲みましたか?」と言われ飲む圭一。(風邪で病院帰りだからこれは知ってて当たり前かな?)
>これは本当に風邪薬? この薬が圭一の人格障害を促した?

自宅までの送迎、なぜ自分に話したのかを問う圭一。大石は自分が今年で定年である事を告げ、こう付け加える。
「この道30年の勘ですが・・・・前原さん、危ないのは貴方なんですよ。」
「私は味方です。危なくなったら電話して下さい」と告げ去る大石を見て圭一は思う。俺はエサなのだ、と。

夜、魅音から電話。お見舞いに行っていい? ばっちゃがおはぎ山ほど作ってさ。お裾分けに持って行けって言ってるんだよ。
>この時、圭一は父親の声マネで引っかける。 芝居でないなら魅音は両親不在を知らない。

10分もしないうちに二人とも到着。 >時間的にレナのおはぎも作ってあったのだろう。
「あんまり騒いじゃ悪いよ、お家の人にも怒られるよ。」と、レナも両親不在は知らない。
唐突にひぐらしモードに変貌して魅音が言う。「お昼、何食べた?」「表で食べたよ・・・」
するとレナも変貌「ふーん、お昼は外食だったんだね。」魅音「どう? おいしかった?」
「渋いいじさまと一緒みたいだったけど・・・・誰?」
「・・・へぇ。圭一くん、それ誰? ・・・ひょっとして、この間の人かな? ・・・かな?」
>完璧に「大石刑事と会っていた」事がバレている。 エンジェルモートは園崎家直営なので情報が魅音に入るのは当然。
車の方は、レナの言うおじさんの特徴を魅音が加味すればすぐにわかる。
しかしS号を調べる大石が、この事を知らないわけはない。パフォーマンスだったのだろう。

「なんでそんな事分かるんだよ・・・・」「さぁてね。おじさんには分からない事は無いからね。」
「で、圭ちゃん、何のお話をしていたの? ずいぶんと熱くなってたみたいだけど・・・」
>店で大声出していた、という状態まで報告されている。まぁ当然か。

「み、みんなの話はしてないよ・・・・!魅音ともレナとも関係ない・・・!」
レナ「ふぅん? 聞いてもいないのにレナ達の名前が出るなんて、なんだか怪しいなぁ?」
魅音「ま、隠れて何をやろうとも、おじさんには全てお見通しってこと。・・・それだけを忘れないでくれればいいかなぁ。」
レナ「圭一くん顔色悪いよ? もう横になった方がいいと思うな。」魅音「そうだね、私達はもう帰ろ。」
立ち去り間際、ドアから片目を覗かせ魅音「じゃあね、圭ちゃん。・・・・明日学校休んじゃ”嫌だよ”?」
>本気で脅すなら両親不在を伝えるのが効果的だが、それはしていない。 やはり知らないのだ。
嫌だよ、に他意はない。圭一が大石に色々吹き込まれているので、自宅で引き篭もられると誤解が解けないのを心配した。

しかし妙なのが、圭一はこの後の自問自答で「部活の4人が怪しいと名指しで言った」と思い返している。
大石は「関係が深い」とは言ったが、どちらかというと被害者である梨花・沙都子は怪しくないだろう。
そのまま圭一は続ける。「そうだ・・・だからみんなは富竹さんを*したんだ。
じゃあ大石さんだって*されるだろう。 ・・・あんなやつ*されて当たり前なんだ!」
責任転嫁全開で自分が殺されないと思いこもうとする圭一。しかしもう通常の精神状態とは言いがたい。
お薬効果? 本当に風邪薬だった? あの薬を飲んでから極端におかしくなったようにも見えるが・・・。

見舞いで持ってきたおはぎ、A〜Eの中にレナが作ったものがあるので、これをあてる宿題が出る。
ちなみにこしあん。牛乳がセットだったなら、おそらく史上最強だろう。カロリー含め。
Eだけ手間がかかっていて、おそらくこれだろうと食べる。が、二口目で中の裁縫針(?)が仕掛けられている事に気付き、投げ捨てる。
「俺の舌が何かに触る。食べるものとは少し違うようだったので、とりあえずそれを指につまんで取り出してみた。」
投げた後、それが何だったかを思い出す。「最初、髪の毛かと思った。髪の毛というにはちょっと硬かった。
舌の上でちょっと転がすだけの太さもあった。ちょっと銀の輝きがあり、一方の端には糸を通すような穴が空いていて・・・・
裁縫針にそっくりだった。先端も尖っていた。かなり鋭く。・・・あれ?裁縫針によく似た何だったんだ?」
もう一人の俺にはわかったらしく、そいつが奥歯をがちがちと鳴らせて教えてくれた。
>断定したのはもう一人の圭一。しかし本当は何だったのか。ていうか最初髪の毛かと思った所からおかしいが。
残ったおはぎを次々と壁に叩きつける圭一。知らぬ間に禁忌に触れてしまったらしく、魅音・レナに殺意を抱かれていると認識する。
>アルミホイル?クリップ?魚の骨?

Tips
急性器質性精神病=脳障害によって精神に異常をきたす状態の話など。 つまり、ありえない。
ただ、4〜5人に暴行を受けた、富竹の反撃は犯人にかすりもしなかった、というのは引っかかる。
大石に対する警察上層部からの圧力。退職金が普通に欲しくば、過去の事件を蒸し返すな、と。(2階級特進見直し)


翌朝、昨日の件はやはり「警告」だったと考え、学校に行く。いつも通り生活しろという警告だったのだと。
同時に思う。 何かの村のルールに違反した俺に、魅音はチャンスを与えてくれたのだと。
レナとの登校中、普段通り振舞おうとする圭一。 初めて笑顔を見せた、といわれた直後に「おはぎを食べたか」聞かれる。
う・・・うまかった、と答える圭一に対して「全部食べた?」と再度問いかける。
>何か仕掛けをしたのはレナも知っている、という事は読み取れる。
魅音からも「ちゃんと食べた?」と聞かれる。食べ切れなかった、と言うと「あれれ?宿題は?」と困った顔で言う。
食べていれば何らかの反応があると思ってはいたようだ。
裁縫針を入れた事への反応というのには何かが違う。

>何らかの混入 これは後で魅音がやったと自白するが、冗談で済むようなものだった。
しかも部活の宿題にする事により、よく確認しながら食べるように仕向けている。
劇中登場していないが、クリップだったというのが妥当か?

>おはぎについての考察
A〜Dを作成したのが魅音(もしくはお魎で後で細工)Eを作ったのはレナ。これは間違いなさそうだ。
んで「魅音が細工した」と後で言っている。A〜Dに細工をした公算が高い。
レナは几帳面で料理には愛情を注ぐ事は劇中何度も語られている。
つまり、Eのおはぎに後で細工をしようと魅音が持ちかけても、レナは多少気を悪くしてしまう。
魅音の性格上、A〜Dのいずれかに細工をするほうが可能性としては高い。
つまり圭一は細工をしたおはぎを食べていないのではないだろうか。
レナ作成だとすると髪の毛の線は消える・・・・しかしレナの手作りおはぎに魚の骨やクリップが混入するのはもっと難しい。
・・・・うぁぁ謎が深まった_| ̄|○

授業中、考えをまとめる圭一。
自分の置かれている状況:大石に何度も接触し、核心に迫ろうとしている為に、雛見沢にとって好まざるを知る者と認識されてしまった。
この頃には圭一は「部活のメンバー(少なくとも魅音やレナ)が犯人の一味で、核心に迫ろうとしたせいで消されそうになっている」
裁縫針は、脅迫から「殺すまで本人を萎縮させる時間稼ぎ」に変化している。知りすぎたせいで。悟史のように。
そして悟史は、自分と同じ境遇で昨年「消されて」しまったのだと想像する。
帰り際、部活を始めようとするメンバーに体調が悪いと言い帰る圭一。 魅音は気を利かせて推理ゲームをやるつもりだった。
梨花ちゃんが「圭一、具合悪そうです。」と言って、頭をなでてくれた。 目頭が熱くなる。 でも信じるわけにはいかない。
自宅両親の会話「彼は作家のモチベーションを理解していない」「タイアップの話は断ったら?」「助け合いの世界だからお互い様・・・」
大石に通報したとしても駆けつけるまで30分位のタイムラグがある。その為身を守る武器としてロッカー金属バットを思い出す。
そして、自分が“蒸発”した保険用にメモを残す事を思いつく。
時計の裏に貼り付け、両親に「もし俺が死んだら時計を棺桶に」と伝える。

Tips「元気ないね。」圭一が帰った後の放課後のやりとりであろう。
レナが振った話。機嫌悪いのかな?から、機嫌悪いのは感じ取っているみたいだが自覚はなさそうだ。
つまりレナは悪い事を圭一にしている自覚はない。それに対する魅音も「生理でも来てるんじゃないの〜?」から同じ。

レナ「どう思う?」魅音「さーね。」レナ「圭ちゃんもしかして・・・・かな?」魅音「わかんない。」
>「圭ちゃんもしかして、『大石にある事無い事吹き込まれてるの』かな?」

魅音「あの日圭ちゃんと車で話してたの、でっぷりした中年の男だったんでしょ?」レナ「圭一くんは顔面蒼白だった」
>2階から車に乗るのを見た、というレベルではない。相当近くで見たという事になるが・・・・視力がいいだけかも。

ここで初めて魅音はレナに、大石がオヤシロ様の使いと呼ばれている事を話す。
レナ「悟史君が転校する前にもいたね」魅音「転校〜?ははは、レナはいいやつだよなぁ。」
>レナが何も言わないところから、二人とも転校じゃないと知った上での発言となる。

レナ「で、今度は圭一くんの前に現れたんだ。・・・じゃあ圭一君も鬼隠しにあっちゃう?」「・・・。」
沈黙の空白がじんわりと続く。そしてふと途切れた。・・・・哄笑だった。

>「こうしょう」「コウショウ_スル」で意味は「大声でどっと笑う」こと。大笑い。「一同思わず―した」
つまり、洪水のように笑う、といったニュアンスなのでしょうか。いずれにせよ冷笑や嘲笑だと思っていたので
こうなると、意味が180度変わります。「そんなわけないじゃん」という意味になりますから。
つまり、二人とも圭一が鬼隠しに遭うとは思っていない。

身の危険を感じ、翌朝は6時起き。早朝学校へ行くも、車で尾行⇒ひき殺されかける、のコンボを喰らう。白いワゴンだった。
>村で何かをする時に使う“実行車両”だった場合、わざわざ目立つ白いワゴン車なんか使うだろうか。 偶然だと思われる。

前からつけられていたのも被害妄想。後ろから殺す為に轢きにきたとすると、クラクションを鳴らして注意を呼びかける必要はない。
ついでに、歩行者に車があわせて備考するのは至難の業だろう。ここから、ただの寝ぼけ運転と推測。
早朝6時という、いつもより早い時間に家を出ているので、おばさんと挨拶した所から尾行されていたとすると相当迅速な対応をされている。
つーかおばさんもそんなヒマぢゃないっしょ。
轢く脅迫は既に計画されており、万が一圭一が早く家を出る可能性も考慮され、家自体を見張られていた可能性もあるが
たった一度の脅迫行為だけにそこまで労力を割くとは考えにくい。
病院の車両で急患の為急いでいたという線が濃厚。

しかし圭一は徐々に、村全体レベルで監視し、脅迫ではなく完全に殺す気である事と錯覚する。
自らの護身の為、偶然発見した悟史の金属バットを装備し、常時携帯し朝はグラウンドで素振りを開始。


教室で悟史のバット(知らずに)を入手する。(ロッカーには名前無し)体育倉庫が開くまでの間のつもりで借りた。
梨花に「なくさないでくださいです」と言われる。持ち主を知っている。
素振りをしていると魅音・レナが到着。 話をした時、思わず和んでしまった自分を叱責する圭一。
バットを何度も地面に叩きつける。 忘れろ、甘えるな、敵を知れ、殺されてたまるか。


放課後、また帰ろうとする圭一に「なんだよ圭ちゃん、また直帰なわけぇ?」と絡む魅音。さすがに不機嫌そうだ。
レナ「やっぱり女の子と遊ぶのなんか・・・嫌だったのかな。」「そういうわけじゃねぇよ・・・!」そう言い残し帰る。


帰宅中、レナに尾けられているのに気付く。 怒鳴りつけると、目に涙を浮かべながら狼狽する。
問い正すと「圭一君が心配で・・・」完全に尾行しようとして、足音を合わせに来ていた、と警戒する。
家が同じ方向だから、とついてこようとするレナに先を歩けと金属バットを振り乱暴に命令。
健気にも「レナは圭一君と一緒に帰りたいな・・・」と言う。しかし出任せであると決めつけ睨む圭一。
先を歩くように指示する。歩き出すが、立ち止まって「どうしてバットを持っているか」を聞いてくる。
怒鳴って無理矢理終わらせようとする圭一に、レナが最後に一つだけ教えて、と聞いた。
「どうしてバットまで悟史君と同じなの!?」と。そこで気付く。バットに“北条悟史”と書かれている事に。
「悟史君もそうだった!!野球チームには入ってたけど・・・本当は野球なんか好きじゃない人だったのに・・・・!」
「悟史君も、ある日突然バットを持ち歩き始めたのッ!!チームに入ってただけで・・・スポーツなんかしない人だったのに・・・!!」
「悟史君もね、・・・ある日突然、一人で登校するようになったの。圭一君みたいに!!」
「そしてね、ある日突然、素振りの練習を始めたの。圭一君みたいにッ!!!」
「そしてね、ある日突然、バットを持ち歩くようになったの。圭一君みたいにッ!!!」
「そしてね、ある日突然・・・・・ッ、・・・・・。」
どうやら行動パターンが“転校”してしまう悟史を完全にトレースしているらしい。
悟史がどうなったか、つまり自分の未来がどうなるのか「悟史はどうなったんだよ!」とレナを強引に振り向かせると・・・・
“変化”していた。(悟史の話が引き金に?)
「言ったよね。圭一くん。」レナはその息がかかるくらい間近に顔を寄せた。
「しないよね、圭一君は。」圭一「何をだよ・・・・」「“転校”」圭一は動けなくなった。
>これって単にレナのシリアスモード? しかし震えやおびえも全く消えていた。
決意を固めたレナ、と受け取るのが妥当だろうか。

>レナは尾行ではなく、本当に心配になってついてきたが、圭一が恐くて声をかけなかったのではないか。
村ぐるみで監視しているなら、面の割れているレナが尾行する必要は全くない。尾行の必要すらないのだから。
ここでは悟史の名前を圭一から出された為にモードチェンジしてしまう。

>尚、悟史が素振りを始めた理由だが、これは祟殺し編同様、義母撲殺をする為のカモフラージュだったのだろう。
トレースしていたのは行動だけで、彼には沙都子がいた。仲間が犯人と思う彼とは違う。しかし遠ざけようとしたのは一緒。


自宅に戻ると、背後にぴったりとくっついて誰かが入ってきた、と認識する圭一。気配は感じなかった。
>ここでオットセイのついたキーホルダー使用。 おはぎの裁縫針=オットセイ推理は消える。
 何しろ確認せずに捨てたおはぎの中の銀色なものを今持っているわけがないのだから。

髪が流れる音がした。まばたきをする音がした。いや、するわけがない。でも、いる。
恐怖心から、振り返らずに声を掛ける。「ど・・・どなたですか?」躊躇しながらも、その気配は・・・すぅ、と息を吸ったのだ。
聞いた。はっきり聞いた。女だった。若い女だった。
>息を吸う音で若い女と断定・・・・うそん。

絶叫しながら、仰向けに倒れながら、身をひねり振り返る圭一。しかし知覚できなかった。
しかし、まだ気配が残っている気がする。 金属バットを振るう圭一。
一撃目は右の壁、その反動で靴箱の扉をぶち破るように冷静にコントロールする。
>なんで冷静にコントロールして靴箱の扉なのだろうか。

空間に焦りが漏れ出しているのが感じられる、と思う圭一。靴箱にめり込んだバットを引き抜き、そのまま体ごとの大回転を加え咆吼する。
そして渾身の力を込め、靴箱の天版を叩き潰す。「あのいないけどいる、見えない敵は霧散していた。」と思う。
そして自宅内の気配を探る。 いない。>気配を探るてヲイ。

あきらかに超常現象だった。確かにいた。はっきりと聞こえた。
オヤシロさまの祟りを否定=レナ達が犯人、レナ達が犯人の否定=オヤシロサマの祟りを認める、両方の否定=自分が異常である事を認める。


夜、母から電話。昼には東京へ向かい、明日の晩まで戻らないとの事。
父の仕事がうまくいっていないのが原因だと言う。今晩は・・・・一人。
身の危険を感じ、電気を点けたり車庫のシャッターを閉めたりカモフラージュする圭一。(東京へ行く時、車は興宮駅に停車するらしい)
玄関を片付けようとした時に女性からの電話が入る。不在だ、と告げすぐ戻ると告げる、では結構ですとの事。
<誰? タイミング的に大石が女性にかけさせた? しかし意味はない。 う〜ん・・・


続いて部屋に戻ろうとすると大石から電話。子機に持ち替え自室で話する。
大石に命を狙われている可能性がある事を告げる。先日の昼飯も二人に正された、に対して「・・・それで?」のリアクション。
予想の範囲内、というか当然だという事。そして、針が証拠品になると指摘する大石。
既に片付けられている。机やソファーをどかし、絨毯をもちあげてバサバサするも見つからず。
台所のゴミ箱をひっくり返し、手で叩いて確認する方法でも不可。冷蔵庫メモに「針がなかった!?」と記す。
電話に戻り、今朝の話をするとナンバーを見たか問われる。これも見ていない。
そして今日のレナの様子から、レナは悟史が去年の鬼隠しにあった悟史の事を、何か知っている・・・と話す。
このままでは圭一は悟史と同じ運命を辿る、とそんな感じの事を言っていた、と。
「具体的にどんな運命なのか言及しましたか?」「・・・えっと・・・・“転校”と。」「転校?」
聞き返す大石に説明する。「それはおそらく何らかの脅迫・・・・もしくは警告ですね。」
オヤシロ様の祟りと村ぐるみの犯行、いずれにせよレナが怪しいのは変わらない。
過去の連続怪死事件との関わりだけは疑いようもない。>ええええ

レナについて調べた大石に、前の学校で何があったか聞こうとするとインターホンが鳴っている事に気付く。
両親在宅をアピール中の為、居留守はまずいので出る。きっとさっきの電話の女性(友達かご近所さん)だろう。
具合が悪いから寝ちゃってる、と答えよう。無難だろう。 ・・・・等間隔で鳴り続けるチャイム。
>大石には聞こえなかった? お互い固定電話だが・・・

チェーン越しに来客を確認する。・・・背筋に悪寒が走り抜ける。レナだ。
「何しに来たんだよ・・・」に、チェーンを外して欲しいと懇願するレナ。
「うち、夜は必ずチェーンかけてるんだよ。気にすんなよ。」「・・・なら、仕方ないかな。」とても悲しそうに俯く。
痛々しい笑顔に心を痛めながらも警戒心は解かない。信用してチェーンを外しレナに襲われたら、友情を裏切られる。
晩ご飯を食べたか問う。食べてないと言うと、お総菜を作ってきたと言い、重箱を見せるレナ。
台所を貸してくれたらお味噌汁も作ってくれると言う。豆腐も野菜も一杯あると。ご飯も持ってきてあげた、と。
お漬け物も作ってきてくれた。話を聞いていくうちに警戒心が解けてゆく・・・。しかしその時、背筋を悪寒が走る。
レナの提案はある一つの前提に基づいている。そう。「うちに今夜の夕食がない」のが前提なのだ、彼女の行動は。
つまり・・・レナは両親の不在を知っているのだ。だが、本当に?偽装もしたし・・・
もし不在なのか半信半疑なのならいいのだが、不在と断言できるなら・・・・あわてて偽装しているのを見られたのではないか。
ぎりぎりまで粘ってみるか。
「ありがたいけど、夕食が出来るみたいなんだよ。」「でも、ちょっとはおかずになると思うな。」
「うちのおふくろって、おかずをいっぱい作るんだよ。だから・・・」「え? おかず、あるの?」
「圭一くんもおかずとか作れるんだね。」「おふくろが今作ってるんだよ。だから、悪いけど・・・・」
そこでレナは口を閉ざす。その時、彼女の瞳に影が降りたような気がした。
「圭一くんのお夕飯、当ててみようか。」「うーんとね・・・・」「その夕飯って、お湯だけで作れるんじゃないかな?」
「お袋のスペシャルディナーをみくびるなってんだ!」「圭一くん、本当にお母さんご飯作ってってくれたの?」
「いやだから今作ってるんだよ!」「ね、圭一くん。 お母さん、お家にいるのかな?」「い・・・いるよ、もちろん」
彼女の瞳の色が変わる。(怒ったのだ)「・・・どうして?」「な、何の事かな?」「・・・どうしてさっきから・・・嘘をつくのかな?」
「う、嘘なんか・・・」「嘘だよね?」「嘘なんかじゃ・・・」「嘘だよッ!!」
「圭一くんのお夕飯当てるよ? えっとね・・・・」「カップラーメン。・・・当たりでしょ。」
「ラーメンだけじゃきっとお腹空くと思うな。ご飯とかも一緒のほうがきっと、腹持ちいいと思うよ。」
「好きなの?」「ラーメンが、かよ?」「うぅん、******。」「ごめんレナ、今何て?」「え? 何が?」
「今さ、・・・何が好き?って聞いたんだよ?」「・・・豚骨ショウガ味。」「なんでそこまで分かるんだよッ!?」
「確かに買った。まとめて買った。俺が箱買いした! それがどうしてわかるんだ!?」
「・・・なんでかなぁ? 不思議だね。」「どうしてわかる!? 答えろっ!!」「買ったのはセブンスマート。だよね?」
「だから・・・なんでわかるんだよ!?」「圭一くんの後ろ、ずっとくっついてたから。」「な、何言ってんだよ・・・?」
「だから。レナが。圭一くんの。後ろに。ずっとくっついてたの。・・・うふふふ。」
「圭一くんがいろんなラーメン選んでるとこ、後ろからずっと見てたの。色んな種類を選んでたんだよね。それでお母さんに
怒られたの。高いラーメンばっかり選ぶから1種類にしなさいって。それで圭一くん、大好きな大きいカップの豚骨ショウガ味を選んだんだよね☆
レナも好きだよ、豚骨ラーメン。でも、大きいカップは全部食べきれないけどね。」後ずさる圭一、歩み寄るレナ。
「だから圭一くん。・・・ここを空けて? レナと一緒にご飯食べよ☆ きっとおいしいから・・・ね?」
レナの指がチェーンをかちゃかちゃと言わせる。「・・・開けて?・・・圭一くん?」「か、帰ってくれ・・・頼むから帰ってくれ!」
「・・・どうしてそんないじわるを言うのかな?」「帰ってくれ! 帰れよぉッ!! 帰れぇえぇぇええッ!!」
扉に体当たりする。レナは少し体制を崩したようだった。ドアを一気に閉める。だが、レナの指が挟まっていた。
「・・・痛い、痛いよ圭一くん・・・痛い・・・ぅ、」「帰れ・・・帰れ・・・帰れ・・・ッ!」
「本当に痛いの圭一くん。・・・悪ふざけが過ぎたなら謝るよ・・・ぅぅ・・・。」
「痛いの・・・痛いの・・・、ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・。」
「帰れ帰れ!! 帰れぇええぇえぇええッ!!」「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・、」
暫くこの問答が続き、何かの拍子でレナの指が外れた。レナがしりもちをついた音がした。 即座にカギをかける圭一。
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、・・・圭一君、ごめんなさい・・・、ここを開けて・・・圭一くん・・・。」
レナは扉にしな垂れかかって、ただひたすら謝罪している。ごめんなさいを永遠に繰り返されていた。
魅音に知らない事は何もないと脅され、今度はレナにもそれを教えられた。
>レナの口ぶりは、両親不在を知っていて、本人も知っている事を前提としていた。
 これって実は、ただ圭一の母がレナの母に「東京に帰るから圭一を頼む」と言っていただけなのではないだろうか。
 母からの電話、買い物を頼まれると思った圭一はこう言っている。
 「何?別に俺夕食はインスタントでもいいよ。まだいっぱいあったでしょ」と。
 レナも後で詫びている。悪ふざけが過ぎたなら謝る、と。
 しかし両親の今まで一度もなかった突然の東京への訪問。これはただの偶然だろうか。

時計を見ると、全然時間が経過していなかった。(??)受話器はまだ自分のぬくもりがちょっと残っていた。
レナの事を聞こうとすると、はぐらかす大石。レナが怪しいと思っている、と告げ、情報を得ようとする。
証拠はあるのか、と聞かれ状況証拠だけだ、と告げるとがっかりする大石。目に見える証拠が無ければ動けないんですか?
大丈夫、あなたは私が守ります。「大石さんの捜査は俺の生死と無関係でしょうが、俺は死んだら終わりなんです!」
だから、話してください。レナの事。 悟史は“転校”しました。俺も遠くない未来、“転校”をするでしょう。
でも大石さんには俺の死体を見つけることもできないでしょうね。現に悟史の遺体だってまだ見つけられていない!
「ま、前原さん、どうか落ち着いて・・・。」「・・・つまらない話になるのは覚悟の上ですね?」
個人的に調査した事、話のウラが取れていない事を前置きし、伝える。疑っているのは・・・オヤシロ様です、と。
レナは前の学校で男性生徒3人に暴力、内一人は後遺症残る。
その時は暴力事件として誰も被害届を出さなかった為、立件及び表沙汰にはならなかった。

そして、レナがこの村出身であった事も知る。 雨が降ってきて窓際に行くと、レナはごめんなさいごめんなさいを門の所で何度もつぶやき続けていた。
門の郵便受けの街頭のところに人影が。両手をだらりとさせ、重箱を持ち、俺を見て、ずっと・・・ごめんなさい、と。
>冒頭の電車の中に圭一が言っていた事が重なる。あんなに謝ってるんだから許してやれよ、圭一。


大石とのやりとりは後編に続く。


Tips 二重人格??
二重人格はレナの事を指しているのだろうか。幼少期の虐待=ガラス事件とは結びつかないのでもっと過去の話だろうか。

TIPS セブンスマートにて
セブンスマート回想シーンでレナの気配を探ると、あの「ぺたぺた」という足音を認識。
振り向いた瞬間「最初その意味が分からなかった。りんごを咀嚼するようにゆっくりと意味が浸透・・・・」を考えると
ぺたぺたと背後の足音。しかし回想をやめたが「ぺた」と足音。振り向いたそこには・・・・「・・・・え?」
俺の目の前のそれは、   ぎゃああ・・・
後ろにいたのはレナではないが、見知った顔だったのだろうか。 もしくはそのままインパクトのある恐怖が目の前にあったのだろう。
意味が分かる、という事はオヤシロ様とか霊的な物ではなかった。 いずれにせよあの回想では・・・・死んだという事か。
って回想で死ぬなヲイ。 教える気ねーだろ。


翌日、圭一は予感する。今日、俺は死ぬ、と。(ナンデヤネン
朝魅音からは素振りを辞めるように言われ、腹が立った圭一は彼女らが隠していた事故の話を突きつけ
「お前は仲間じゃない」と突き放す。 この時おはぎの針の事を問いつめると、自分がやったと認める。
「あぁそれに、先日の見舞いのおはぎ、あれ、うまかったぜ。血が出るかと思った。・・・やったのはどっちだ?」「・・・・私。」
「死ぬかもしれなかったんだぞ。仲間にあんな真似をするのかよ・・?!」「・・そ、そんな・・ちょっとしたいたずらじゃん・・・」
>狼狽しながらも苦笑いをする魅音。会話が噛み合っていない。つまり、魅音が入れたのは冗談で済むようなものだったのだ。

「悟史を消せたように簡単に消せると思うなよ!」と襟首を掴み宣戦布告する。
泣き崩れた魅音は唐突に「そっかぁ・・・・大石のやつが圭ちゃんに・・・・ちっくしょう・・・・やっぱりあの時殺しておくんだった・・・・
もうすぐ定年だと思って多目に見てたのに恩を仇で返しやがって・・・・」などと泣きながらうわごとのようにつぶやいていた。
逆に考えると、大石と圭一の密談を止めたかった魅音が、村の外にいて警察である大石ではなく監視しやすい圭一に警告したと推察される。
>魅音が大石を殺せた「あの時」とはいつの事だろうか? 思い当たるのは誘拐事件の時くらい。

そして帰宅時、やはり今日この日常が終わる事を予感する。
虫たちの声が唐突に止む。尾行者を感知、草むらで身を潜め確認すると、レナが斧を持って尾行していた。
>学校に持ってきてどこかに隠していた?
「・・・圭一くん、かくれんぼ・・・かな? かな?」「あははははははは。・・・圭一くん、見ーつけた。」
「その斧は何だよッ?!」「圭一くんのそのバットは何なのかな?」「お、俺は素振りで・・・」「じゃあレナは宝探しなの。」
「し、信じるかよそんなのッ?!」「信じないよね。あははははははははは。」
>圭一の「野球」に対抗したものと思われる。
同じ道だからと追いかけてくるレナ。小道に入っても追いかけてくる。
「圭一くんとお話したいから。圭一くんもレナに話したいことあるんじゃないかな? ・・かな?」
「お、俺は何も話したい事なんかない・・!!」「嘘だッ!! あははははははははは。」
レナは歩いている。圭一は走っている。なのに距離が開かないっ!?>意味不明。足がもつれているだけかも。

「相談に乗ってあげる。悟史君の時とは違うものっ!」と言いながらも明らかに憑依された人格で嗤っていた。
「レナはきっと圭一くんを理解してあげられるよ。レナだけは圭一くんの味方。悩みがなくなればきっと圭一くんも元通り。」
>必ず発言の語尾に「あははははははははは。」が入り異常さを持たせる。無ければ至ってまともなのだが。

殺されると思い、半ばやけに聞く圭一。「もう教えてくれたっていいだろ?! 悟史を消したのは誰だよ?!
レナか?! 魅音か?! それとも村の誰かかッ?!」
「圭一くんが何を言っているのかわからないよ。」「じゃあわかるように言ってやる! 連続怪死事件の犯人は誰だよっ?!」
「圭一くんは勘違いしてるよ。」「ニンゲンの犯人なんかいない。全てはオヤシロさまが決める事だもの。」
「信じるとか信じないとかじゃないの。オヤシロさまは“いる”の。」「圭一くんさ、誰かに謝られた事ない? それもずっと。」
「それはね、許してもらえるまでずっとついてくるの。学校へも、お家へも、・・・枕元へも。」
「レナのところにもきたんだよ。だからレナは“転校”して雛見沢に帰ってきたの。」
「圭一くんのところにも・・・オヤシロさま来てるんじゃない? きっと相談に乗れるのは私だけ。」
>来てる。 来た、ではなく。 つまり、現在憑いているという認識のようだ。
「圭一くんを転校なんかさせないから。・・・ね?」


>ここで昨晩の大石との会話シーンへ。
大石からはレナの暴力事件を聞く。被害者の男性3人は怯えている。彼女が転校した今でも。
プール倉庫あたりで仲の良い男性3人と話をしていた。仲良しグループの紅一点だった。
突然レナは、プール倉庫脇にあった野球部の金属バットを手に取り、3人を次々に殴り倒した。
>3人は、突然人が変わった、豹変したと言っている。
そのまま校舎へ向かい、教室の窓ガラスを次々と割っていき、教師に取り押さえられた。
>雛見沢やどこかからの圧力があったとしても、病院に行った足で警察署へ行き訴えるなら止められない。
つまり、警察に言えない理由があった。
後日のカウンセラーでは、教会での懺悔のように淡々として、母親をはずして二人になったときに突然叫んだらしい。
「・・・オヤシロさまですッ!!!」「雛見沢を捨てた人は、必ずオヤシロさまに追われるんですっ!!」
「そして、とうとう私の元へも来たんですっ!!」「お母さんとお父さんの都合で仕方なく引っ越しました。」
「でもオヤシロさまは許してくれなかったんです!!」「帰りたい・・・ううん、雛見沢へ帰らなきゃいけない!!」
「でももうだめ、オヤシロさまが来てしまった!!」
>両親は祟られていない。子供のみ影響が出る地域的な幻覚・精神状態を作り出すガスが出ている?
常習性があり、摂取を断たれると幻覚を見るのかもしれない。
圭一は「レナ・悟史・圭一」の順番で祟りが起きているのではないかという認識をする。

>犯人達が口をつむぐ理由は、仲の良い男性生徒3人が強姦未遂をしたから?
 被害届を出さなかったのではなく、出せなかったのではないか。「プール倉庫あたりで談笑していた」というのがまずありえない。
 つまり、男3人に強姦されそうになったレナが、キレたのではないか。
レナにも「オヤシロ様の祟り」そして「金属バット」という共通点が出てきた。

再び戻る。「悟史は消えた。レナは消えなかった。 俺はどうなるんだ?!」「あはははははははははははははははははは。」
「大丈夫だよ。レナが助けてあげるから。」そう言って、斧を振り上げたままさらに一歩踏み込んでくる。
「・・・さぁ。」さらに一歩。「・・・話して。」さらに一歩。鼻先へまで到達。
>斧で殺害する間合いではない。殺すつもりはないのだろう。本当に振り上げているかも怪しい。
レナは昨晩手をドアに挟まれ、オノを持つのも苦しいはずだが。

「・・・話したい事があるんだよね? ・・・レナが聞いてあげる。助けてあげるから。 ・・・ね?」
最後に長い笑い。あはははは・・・・の最中、レナを両手で突き飛ばして逃げる圭一。レナはとても軽かった。
笑いながら追いかけてくるレナ。 ダム側まで逃げてレナを振り切ると、今度は大人二人が登場。
>さっきは振り切れなかったのに振り切れたのは妙だが。

二人とも押し黙り、まっすぐこっちを見据えて歩いてくる。逃げると、追いかけてきた。そして追いつかれる。
金属バットで転倒させはしたものの、二人とも対峙した。「俺に何か用かよっ?!次は眉間にお見舞いするぞこの野郎ッ!!」
信じられないくらい冷淡な表情で、俺の左右に散った。一人屠ろうとするも、踏み込みボディブローにより吹き飛ばされる。
立ち上がるも再度ボディブロー+スリーパーにて昏倒。
>園崎家系のプロの方かと。 魅音が頼んだ可能性が一番高いかなぁ。 ただそれだとダムに偶然居たというのは弱い。
3章により、富竹の殺害が鷹野により行われた場合、お魎や村人は全く関知していない殺人が起こった事になる。
(梨花の予見にも出てきていない事項だった)
そして、同時に鷹野が行方不明になったと聞いたお魎や村人は、総出で(含ヤ)鷹野を探し回っていたのではないだろうか。
犯人としてではなく、祟りが村のコントロールから離れるのを恐れた為。
圭一は、こいつらからすると「こんな平日にこんな所に居て」「逃げた」から追ってきた。
そしてレナが事情を説明し、連れてきてもらったのではないだろうか。
(圭一をおぶってバットを持って・・・・はさすがに無理があるだろうから)でも斧は置いてきた可能性もあるから、
その場で圭一を引き取っておぶったかもしれない。

目覚めると自室。レナに聞くと、圭一がレナの肩を借りて歩いたらしい。自覚はない。
二人組みは「いなかったよ。」ぴしゃりと言い切られた。どこか不快な色があった。>魅音のやり方に対する非難の色?
レナは医者を呼んだと言っていた。 トイレと偽り大石に電話をかけようとするも、丁度来た魅音のせいで叶わず。
下駄箱はレナが後で片付けておいてくれるといっていた。
2階では「監督が来る」と聞かされ(医者=監督を指すのは当時知るよしもない)バラバラにして殺された現場監督かと思いパニくる。
レナ「映画の監督とか、工事現場の監督とか。 あははははははは。」
「圭ちゃん、最近野球に凝ってるんだよね? 監督、それ聞いたら喜ぶと思うなぁ。」
「・・・だから監督って誰だよ。」「監督は監督さんだよ。あははは・・・」「だから監督って誰だよッ?!」「あははは・・・」
「そうだ。監督が来る前に済ませとくかな。圭ちゃん、覚えてるかい?」と言われ、レナに後ろからはがいじめにされた。ふりほどけない。
魅音がポケットをまさぐると・・・そこから奇妙なものを取り出した。
視覚的には理解できたが、なぜ魅音のポケットから出てくるのかを・・・常識的に理解できなかった。
それは小さな・・・・注射器だった。あの子供の頃病院でされた、小さな透明の注射器・・・・
そして魅音は俺の目の前で、その針先を何度もちらつかせた。「大丈夫大丈夫、痛くないから痛くないから・・・・。くっくっくっ・・!!」
「何をする気だよっ?!」「・・・知ってるくせにー。今さらカマトトぶられてもなぁ。」
「わけのわからないことを言って俺を煙に巻くのはやめろっ!」「・・・富竹さんと同じ目にあってもらう。」
「圭一くんとぼけてるね。薄々は気付いてたくせにぃ。」「警察は薬物は検出されなかったって・・・?!」「げてげてげて・・・!!」
「観念しなって。 んじゃ。」魅音は圭一の「胸元に」手をのばしてきた瞬間、圭一は『後頭部に』電気が走り、世界中が停電になった。

>魅音は注射を腕にするつもりなら、当然掴んでくるのは腕だろう。なぜ胸元? 羽交い締めにされているなら尚更腕だろう。
 やはりサインペンで圭一のTシャツに「早く元気になってね」とでも書こうとしたと推察される。

>そして記憶が飛ぶ瞬間、圭一は何故後頭部に衝撃を受けたのか? この直後から元気に反撃しているので、打撃ではないだろう。
 つまり自分の意識が飛ぶ、要は「キレる」という表現であり、打撃やスタンガン、ましてレナの顔に頭突きしたわけではない。

しばししゃがみ込み、意識がしっかり戻った時、部屋は一変していた。
血だまりの中、血まみれの金属バットを手に持ち息を荒げていた。
思い出すと、机の上の金属バットを取り、自分が二人を撲殺したらしい。(オープニングのシーンはこれ)

魅音:窓際で不自然な格好で横たわっていた。頭から胸元が血でべっとりと赤黒くなっている。
レナ:俺の足元でうずくまり、血溜まりを作っていた。

はがいじめにするレナを全身をひねって投げ飛ばし、そのまま回転し魅音の腹部をけりぬいた。
レナが飛び掛ろうとしたので体当たりして壁に打ち付けた。そして机の脇に無造作に置いてあった悟史のバットで・・・・撲殺した。

>圭一に何かするつもりなら意識を失っているうちにするだろう。
魅音しか注射が無いなら尚更、布団で簀巻きにでもしておいたほうが安全だ。ダムで気を失わせた時にプロがやるだろう。
まして金属バットはダムに捨てていっても何の問題も無いはず。 机の脇に圭一の武器をわざわざ運び込む必要は無い。
つまり、害意は全くなかったのである。

表から人の声。覗くと、4〜5人の男たち。白衣を着た医者に見えない男もいる。そして白いワゴン車。
医者の代理を用意しているところから、監督には電話していない。(一応白衣の男は居るものの、入江ではないだろう。面識がある)
ここから脱出し、外の公衆電話から大石さんに連絡しよう。まずは武器と靴の確保っ!
>いやそっから電話しろって。自宅からすぐに来てくれ、と伝えるだけなら30秒もいらないだろう。

その前に、自分が死んだ時の保険を!! 証拠品の注射器(例の症状を誘発する新薬)を時計のノートと一緒に貼る。

>さすがにサインペンとかマジックとかだったら、遅くともこの段階で気付くと思うのだが・・・・認知障害とはここまで酷いのか?
死なない決意を再度固める圭一。その為にレナと魅音を殺したのだ。・・・だから死ねない。絶対に。
勝手口からの逃走時「いたぞ!裏口だ!」
最初はただただ生きるために前へ。途中から、ひぐらしの泣く方へ逃げるも遠ざかる泣き声。


ラスト、圭一は電話ボックスから大石に電話。
取り乱している圭一に警察官を向かわせたことを告げると「・・・あ、その・・・多分、無理です。」と怯えながらも達観した返事。
受話器からは、圭一以外の環境音が全く無い。電話ボックスと推察する大石。雛見沢には1箇所。5分で到着。警邏二人だと足りない。
おそらく多人数に囲まれている。咳き込む圭一の音が普通じゃない。血を吐いている?!
「前原さん!! 犯人は誰です?! 何人なんですっ?!」「お、俺も最初はニンゲンが犯人なんだと思いまし・・・げぼッ!!」
「オヤシロさまの祟りなんかないんだって、ついさっきまで思ってました・・・。だけど、やっぱり・・・げほ・・ッ!!」堰+嘔吐。
「・・・でも、やっぱり・・・オヤシロさまってのは・・・いるんだと思います・・・。いや、います・・・。今。」
「なんかさっきからおかしいと思ってたんです・・・。ずーっとつけてくるんですよ・・!!」
「走っても走っても、ずーっと影みたいにぴったりくっついて!!」
「だけども少しずつ、少しずつ・・・」「俺の背中ににじり寄ってくるんです・・・。」
「・・・後ろに。すぐ、後ろに・・・・。」「振り向けるわけないじゃないですか・・・。振り向いたら俺・・・俺・・・」
ばりばりと・・・掻きむしるような音。受話器を落とす圭一。あとは唸りと嘔吐、異音。
そして、吐血しながら喉をかきむしって気絶する。ごめんなさい、ごめんなさい・・・・と言いながら。
死んだのは24時間後で、失血性ショック死。


>注射は免れたのではなかったのか? あきらかに注射の症状を引き起こしている。
犯人グループに追いつかれ、注射されたのならオヤシロ様云々という発言はせず、犯人の特徴を告げるはず。
記憶が飛ぶ瞬間に既に打たれていたのだろうか?
激しい興奮状態、また一度は追いつかれた大人との追いかけっこで疲労も感じずに走り振り切ったと考えると、ドーピングに近い状態?
記憶が飛んでいた事を考えると、やはり薬の効果か?
富竹の「角材は犯人にかすりもしなかった」事を考えると、薬の末期症状でオヤシロ様(幻覚)に向かって角材を振るった可能性がある。
しかし圭一は戦えすらしなかった。ある程度落ち着いた口調で、もう間に合わないと言ってから首をかきむしった所から
首の下に生物がいるような幻覚の類は見ていない。
何らかのきっかけで自分がトチ狂っていて、魅音やレナが悪くない事に気付いて自害したという説もあるが、自害でこの方法はとらない。

エピローグ
切り取られた文章は2行。
「バラバラ殺人の被害者をもう一度調べて下さい。生きています。」
「これが証拠品の注射器です。」

全文
「私は命を狙われています。」
「レナと魅音は犯人の一味」
「犯人は4〜5人以上、白いワゴン車を所有」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「バラバラ殺人の被害者をもう一度調べて下さい。生きています。」
「これが証拠品の注射器です。」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「なぜこのようなことになってしまったのかはわかりません。」
「あなたがこれを見ているという事は私はもうこの世にはいないでしょう。死体のある無しはあるかもしれませんが。」
「お願いです。真相を究明して下さい。」


>犯人が注射針を持ち去るなら、なぜノートやセロテープなど丸々処分しなかったのか? 誰かにメモの事を話していた時の為の保険?
バラバラ殺人の被害者は暇潰し編で出て来たダム現場監督であり、監督が生きているという言葉は的外れなので持ち去る必要は感じないが。
身元断定の決め手は当然頭部なので、別人という事は無いと思うし、他にトリックを使って監督を生かすメリットも感じない。
やはり第一発見者の大石が、園崎一派を調べるのに的外れだった為に持ち去ったとしか考えられない。

エピローグで警察署の報告が見られるが、ここで注視したいのが「針なかった?」の冷蔵庫メモに対して「意味不明」と書かれている事。
つまり、圭一から聞いた「おはぎに入れられた針」の事を大石は報告していない、という事である。
何故か? それはつまり大石の推理では「針なんて無かった」からである。実際、警察の調査でも針は発見されていない。
おはぎの中には一体何が混入されていたのだろうか・・・

>お疲れ様会
圭一を殺害しなければいけなかった理由は?そして圭一殺害のメリットは?
全く無い。圭一は勝手に暴走して死んだという推理が妥当。だが死因及び死に方が謎になってしまう。


<1章 〜推理〜>

圭一の母となって考えてみよう。 まず壁におはぎが投げつけられているのを発見する。
とりあえず掃除。 おはぎを捨てる。 あんこを拭き取る。
@ 針がおはぎの中に残っていた場合は、気付かずにおはぎとして捨てるだろう。
A 投げた時に偶然落ちた、とすると針を発見した母は・・・・洗って裁縫セットに戻すよね。だって自分が落としたと思うし。
しかし、警察が報告書を作成する際に、両親に確認をしているはずである。 冷蔵庫のメモに書いてあった「針」とは何の事か?と。
この時母は知らないと答えたと思われる。 つまり、片付けた母は針なんか見てない。よってAは消える。
おはぎと一緒に捨てていたとしても、警察が再度ゴミ袋を探しても見つからなかった。これで@も消える。
以上の事から「針なんて最初から無かった」となる。

ならば、圭一は何と勘違いしたのか。 安全ピンやクリップの類だろうか。 それも上記の説明と符号しない。
オットセイのキーホルダーはレナに渡してない。
祭りの時梨花が圭一のポケットから出しているが、後日自宅の鍵を開けるのに圭一が使っている。
おはぎを宿題にしたのは、警戒しながら食べるようにという意図があり、且つ何かを仕掛けていた。
仕掛け人がレナだという事、翌日の魅音の反応を見る限りでは、やはり害意は無かったと見るのが妥当だろう。
一体何が入っていたというのか・・・・


<オヤシロ様>
背後からぺたぺたと裸足で近づいてくるような足音は、オヤシロ様に憑かれる前兆(レナ談)
人の気配を出す。 玄関での一幕で、髪の長い女性と具体的に表現されている。
近しい人間で考えると、レナの幽体離脱追尾モードがオヤシロ様?
オヤシロ様の生まれ変わりである梨花ちゃんも特徴は一致する。
ごめんなさいとひたすら謝り続ける存在も、オヤシロ様である。 冒頭に出て来た声もそうだろうか。
憑いた人には、夜な夜なぺたぺたと枕元まで来る。 これには警告の意味があるらしい。
でも圭一の枕元には現れなかった。

<鬼>
レナ、魅音の豹変は鬼が憑いた状態か。
人格が変貌しても鬼状態の時には通常時の記憶などはそのまま引き継がれている。
変貌のきっかけというのは特に見つからない。 やはり冷静に怒っている状態と考察される。

<レナ>
過去の話でレナの立場に立って推察してみよう。
レナは両親の都合で雛見沢を出て行き茨城の学校へ。
けれど、雛見沢の毎年の事件が報道され、自分にも祟りがある事を怯えるようになっていったのではないか。
そして枕元に立ち、あの声が聞こえるようになってしまう。
そんな折、普段仲の良かったあの友人達が突然襲い掛かってくる。
自分の日常がたった一日にして壊れてしまった。これはオヤシロ様の祟り。雛見沢を捨てた自分への罰。
そして襲われた者達にキレるものの、あの幻覚が自分についてくる。
錯乱するレナはその影を振り払うべく、バットを振り回し逃げ惑う。そう、下駄箱を叩き壊した圭一のように。


レナが医者(監督)を呼んだというのについて。

白いバンから降りてきた白衣の男は、圭一が一度会っている「よくしゃべる医者」ではなかったのか。
しかし3章で分かる通り、あの病院には同年代の男性医師も何人かおり、どちらかがたまたま別の医者だった可能性もある。
ヤーさん達と一緒に来た理由は、つまりダムの所で圭一を取り押さえた暴力団員がレナに圭一を引き渡し、
その時に医者を呼ばせた、という流れだとするとこの暴力団員が直接呼びに言ったのかもしれない。

仮に本当の注射器で圭一に注射をしようと過程すると、圭一を縛っておくか、医者役の人間に注射させたほうが効率がいい。
同じワゴン車でごつい男に囲まれて医者が車から降りてきて、その後隠れるというのはあまりにもプロとしてお粗末すぎる。
やはりワゴンの人間は病院関係者。

そして、圭一の手紙は何故「時計の事を話した両親」ではなく「大石」が見つけたのだろうか。
本来調べる所ではないはずだ。大石の捜査手腕という事だろうか?


検証@

圭一の死因は?

本人はオヤシロ様の祟りで殺された、と言い残している。自分の背後に、あの足音が・・・・と。

薬を打たれていれば、あの富竹自害症状が発症する?
やはり魅音に薬を打たれており、それが逃げた先で発症したのだろうか。

しかし、注射されていればそれも逃亡前に語られているだろう。投げ飛ばして注射を回避した描写があるのでこれはない。
そもそも以前からオヤシロ様らしきものが圭一の前に現れている。玄関前、帰郷前のごめんなさい・・・・

富竹の場合もそうだが、ここまでの異常状態が起こりえる心理状態を推察すると
『喉の皮膚の下に何かが這い回っている、または入り込んできたという錯覚+極度の興奮状態』
この位の状態にならないと、あのような行動は起こさない。
しかしこの状態だとすると、圭一は電話で大石に「皮膚の下に・・・」と訴えるはず。
彼は最後、電話ボックスに辿り着いて大石に電話をかけた。助けを求める為に。
しかし、電話では自分の電話ボックスをどこだか伝える事よりも、諦めに似た感情のみ。
もう助からないと知っていた・・・・もしくは、もう助かるつもりがなかったか。
やはり自殺という事になってしまうのだろうか・・・


検証A 犯人は?
魅音、レナは絡んでいた?
鬼隠し編では鬼隠し=鷹野、祟り=富竹、圭一だった。(後で発生する可能性もある)

Tips含め、中盤のレナは心配していた。やはり魅音とレナは最後まで味方だったと考えるべきだろう。

両親不在の日、母の友人らしき女性からの電話は偶然? レナとの関連も考えたが、
レナが晩ご飯を作って持ってきた事を考えると、もっと前から両親が急用で家を居ない事を知っていた。
やはり圭一の母から「圭一をお願いします」といった連絡がレナ母に入っていたのだろう。
もし監視されていれば、見張りなどという生やさしいものではなく、盗聴されているクラスであろう。
そうすると前日に両親不在を知らなかったのは不明。(ちなみに前日は両親とも『急用』で東京へ行っている)


>疑問点
冒頭で、東京から電車で帰ってくる時に電車内で「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」と謝り続ける声を聞いている。
レナかとも思われるが、レナの口ぶりからすると、これこそオヤシロ様が圭一の後ろを憑いている(鬼隠しのターゲットとされている)証?


圭一が人格分裂を起こし認識障害を起こしている
という仮定のもとで物語に無理がないか再考してみよう。


まず、圭一が悟史の事をレナに詰め寄った事による、レナの変貌。
これは魅音が祟殺し編などで言っていた通り、レナには悟史と転校は禁句。
なのでレナがこの悟史と転校のキーワードにより変貌するのは、別段問題ない。
が、これが発端となりレナ(達)に恐怖を抱くようになる。


大石との電話をレナがドアの前で聞いていた事。(1時間もの間)
これはレナにとってはショッキングな事であり、盗み聞きしに来たのではなく
実際に部屋に遊びに来たが電話中だったので躊躇った時、自分たちの話をしている事を聞いてしまい
圭一がどう考えているのかを聞いてショックを受けている為に結果的に1時間も経ってしまったのである。
父親が上がってきた為に入れ違いで出て行った。そしてレナは、おそらく魅音にこの事を相談したのではないだろうか。

圭一がレナに聞かれていた恐怖+おはぎ時の脅しにより「富竹さんは殺されて当然、大石も殺されて当然」と言っている。
この辺りから圭一は強迫観念に完全に支配され、平常時の思考回路とは完全に逸脱していると見ていいと思う。

そして翌日、エンジェルモートで大石とまた会っていた事を知った魅音、レナは
圭一が不信感を抱いて暴走している、またはオヤシロ様の使いである大石に何かあることないこと吹き込まれている事を心配し
悟史の事もあるので、絶対に圭一を手放したくない二人は、圭一に口頭で釘を刺す。
(大石と会っていたのは知っている、私に分からない事は無い、だから大石と会うのはやめてくれ、と)
そして、元通りに関係を修復すべく、学校に明日はちゃんと来て欲しい、と告げる。
尚、おはぎの中の件だが、「短い」「銀色」「裁縫針のような穴が空いていた」と形容しているものの自分では針を確認していない。
>しかし、このような形容詞に該当する針以外の物なんてあるだろうか。

事実として「刺さっていない」事から、よく似た飲み込まない危険のないものだったのかもしれない。
しかも魅音はこれを部活のクイズにし「よく味わって食べる」ように仕向けている。
が、おはぎを持ってきた時、レナと魅音は両親の不在を知らなかった。(ここで知らないふりをする必要はない)
つまり、おはぎを両親が食べる可能性もあった。やはり、裁縫針ではなかったのか?
そして翌朝のレナは、圭一が笑った直後に通常モードのまま「おはぎを食べたか」「全部食べたか」を問うている。
これも、レナがおはぎへの仕掛けが圭一を元気付ける何かだった事を意味しているのではないだろうか?
というわけで、順当にいくとクリップが個人的には強かったんですが・・・・
「Eのおはぎに仕掛けがしてあったのではなかったのでは?」と思いました。
そう、圭一はA〜Dのおはぎには手をつけていないのです。
被害妄想で、たまたま本当に偶然混入した魚の骨、もしくはお魎の髪の毛を針と勘違いして全て捨てた為に
実際の魅音のドッキリ細工には気付かなかった・・・・とすると、魅音の「ちょっとしたいたずらじゃん」
という発言が、とても問題なく考えられます。つまり、Eには偶然髪の毛か<+ ))><<の骨が混入してしまっただけ。

翌朝、車で轢き殺されかけるが、これは本当に偶然なのだろう。
挨拶したおばさんが手配したにしても迅速すぎるし、轢殺する気ならクラクションを鳴らして「注意を呼びかける」必要は無い。

レナに帰宅中後をつけられるが、レナは部活も無く帰宅するのでこれは必然だろう。
そしてレナは圭一の様子を心配したが、また邪険にされるので結果的に後ろを付いてきたにすぎない。
だから「一緒に帰りたい」は、言えなかった素直な気持ちだと思う。足音を重ねていたのは偶然か気のせい。
しかし、圭一に激昂され、先に行けと言われたが、悟史の様に圭一を失いたくない一心でレナは聞く。「どうして悟史と同じなのか」と。
気が動転した圭一はまたレナに行ってしまう。「悟史」についてどうしたのか、と。
レナ側から言われる悟史は平気でも圭一が口にする、他人が口にする悟史に反応したものと思われる。

翌日、魅音から素振りを辞めるように言われる。
これは魅音が劇中言っている通り「悟史のマネをしてみんなを不安にさせようとしている悪ふざけ」と思っているから止めた。
すると、ダムのバラバラ殺人の事から激昂する圭一。そしておはぎの事でもかなり怒っているらしく、胸ぐらを掴まれた。
あまりのショックに泣く魅音。やっぱり大石が圭一にある事ない事吹き込んでいるに違いないのだ。
圭一をこんな風に変えてしまった大石を恨む魅音。

夜、圭一が心配なレナはお母さんから圭一のお母さんが自宅に居ない事を聞き、晩ご飯を持って行ってあげる事を思い付く。
そして晩ご飯を作っていくが、ここでも圭一に拒絶される。が、関係を修復したいレナは必死に食い下がる。
しかし、圭一はカップラーメンを当てられ、聞き直して「豚骨ショウガ味」と聞いている。
でもこれは恐い事でもなんでもなく、単にレナのお母さんがご近所さんから聞いたものであろう。
地方に越してきた新たな一家が買い物していたらみんな興味あるので傾聴もするし噂にもなるのでこれは至極当然である。
セブンスマートが「箱買いしたほうが安い」事からコンビニではなくスーパーであると仮定する。
ここで働いていた主婦の人がレナ母の知り合いかもしれないし、友達の友達かもしれない。
いずれにせよレナのこの発言は、圭一に対して振った「楽しい話」のつもりだった。
だから圭一のその後の拒絶に「悪ふざけが過ぎたなら謝るよ」と、ちゃんと謝っている。
そして、ドアを閉められ傷ついたレナはここで帰っている。
>門の所にいた「ごめんなさいごめんなさい・・・・」はオヤシロ様だとレナが後日教えてくれる。
だからレナは翌日怪我をしているし、昨夜の事も記憶にあるのである。

そして最終日、またしてもレナに尾行される。しかしここで忘れてはならないのは「レナは怪我をしている」という事である。
しかも圭一に思いっきりドアに挟まれた事を考えると、レナが斧で何かしようとするのは考えづらい。
斧について聞かれたレナは圭一へのあてつけで斧を持っている事を伝えている。「圭ちゃんのバットは何なの?」と。
そして圭一の「野球の練習」というわかっていた回答に、自分も「宝探し」と切り返す。少なからずレナが怒っている事は間違いない。
そしてレナは言う。「悟史君のように圭一を転校させたくない」と。
そして「謝り続ける存在はオヤシロ様が憑いている前兆」「ごめんなさいごめんなさいはオヤシロ様」だと告げ、
自分は乗り越えたが悟史は乗り越えられなかった。経験者として圭一を導いてあげられる事を告げ、相談して欲しいという。
このまま圭一が避けるような行動を取りつづけると、いずれ悟史のように「転校」してしまうのを危惧していたレナは
圭一を追いかける。もうこうなったら意地でも聞き出すしかない。
しかし、突き飛ばされて逃げられてしまう。
>レナの笑い声が気持ち悪い点は、強引ですが圭一の被害妄想と決めます。

そしてダムの所で「魅音が手配した」大人によって取り押さえられる。
これは魅音が、金属バットで何かしでかしそうな圭一の身を案じ、そっち筋で腕のたつ大人数人に
金属バットで暴れる友人を素手で拿捕して欲しいと手配したものと思われる。
現にこの二人は凶器も持っていないし別段取り憑かれた様子も無かった。
拿捕した後レナと合流した二人はレナに自分たちが魅音に頼まれた事を説明する二人。
レナはこのまま寝かせておくのは得策ではないと判断し、圭一が記憶を取り戻しレナの肩を借りて家まで帰ったシナリオにし
彼の部屋でちゃんと話をしてわかってもらおう、と思い二人に圭一を運んでもらう。
(自宅のカギは当然当人のポケットから拝借。まさかドアの前で目覚めさせる方が怪しい為)

>これを裏付けるのが、「机に置いてあった金属バット」です。あの金属バットは圭一のものです。
一方的に注射をするのが目的で、注射を魅音が持ってくるのを待つだけならバットは大人二人がダムで捨てているでしょう。

そして魅音へ連絡し、ちゃんと話し会うべく魅音の到着を待つレナ。 到着した魅音はトイレに行った圭一と鉢合わせ。
精神的にも参っている圭一を気遣い、ベッドへ戻るように言います。

>注射をするのが目的なら、魅音到着後に部屋に戻ってから魅音が何か部屋の物を触りレナにたしなめられる、の必要がありません。
あれは話を切り出しにくかった魅音ならではの行動だと思います。

そして遂に切り出します。最近おかしくなってしまった圭一を元の「仲間」にすべく考えた事を。
すなわち部活に参加しなくなった圭一に「部活」の楽しさを思い出してもらう行為。
それで、富竹がまだ死んだなんて知らない二人は、あのおはぎの罰ゲームで圭一を復帰させようとします。
二人は言い出しずらいので、魅音は「またまたとぼけちゃって〜」「今更カマトトぶらないでさ〜」などといいます。
ちなみにカマトトぶる、というのは古い表現ですが、意味は「子供だからわかんない」という意味ですので
大人なんだから知ってるでしょ?という意味です。ちょっとえっちぃ言い方で和ませようとする魅音の気持ちが伝わります。
しかし緊張しながら言った「富竹さんと同じ目にあってもらう」という言葉は圭一にとっては殺す、という宣告と同義でした。
魅音はただ、言葉では言えないから圭一のシャツにお詫びを書こうと思っただけです。
だから彼女は「注射器を持ち圭一の腕を掴もうとする」のではなく「マジックを手に持ち圭一の胸元に手を伸ばした」のです。
レナの押さえ方もこれを裏付けています。 レナは圭一を「羽交い締め」にしています。 腕に注射をするはずなのに。
通常羽交い締めは2vs1で一人がこれで取り押さえ、もう一人が腹部に蹴り。という『お腹をガード出来なくさせる技』です。
最初の罰ゲームも全く同じ押さえ方でしたね。
つまり、断じて注射ではなかった。 認識障害でマジックを注射器と誤認・・・・。
そして。 キレた圭一は、レナと魅音を撲殺してしまいます。自分に好意を寄せている女性二人を。

そして白いワゴン車到着。
まず、この白いワゴン車は病院の車両です。(ヤーさんはワゴン車なんか使わない)
白衣は入江だと思います。圭一は一度面識があるが、錯乱状態の圭一にとってはどっちでも良かったからパッと見で危険と判断。
よく凝視して本当の医者かどうか確かめる必要が無かった。そもそもあの時も「よくしゃべる医者」としか認識しておらず、
顔をよく見たかどうかさえかなり不安です。
なぜこの人数かは、話にあった通り「魅音がレナから電話をもらい、魅音が入江に電話したから」である。
同時に魅音は最近の圭一の状態から「おとなしく診察は受けないかもしれない」と説明していた。
「どういう事です?」と入江は訪ね、圭一から敵だと言われたりという様々な状態を説明したのだろう。
人数については、3章で入江が「圭一が暴れた時を考えて何人必要としていたか」を思い出して欲しい。
また、富竹を数人で叩きのめす為に大石が何人必要だと考えたか。そう、4〜5人である。

>しかし、いくら車が来て慌てていたとはいえ、マジックだったら時計裏に貼り付ける時には気付くだろ普通。

何とか逃げ切った圭一は大石に電話をします。
この時圭一は猛ダッシュの影響で激しく咳き込みながら、それでもついてきている足音に怯えています。
そしてラストに振り返り「呪いを信じる」ような事を言い、謝り続けます。
今まで人間説を信じていて、それを覆すような何を見たのか。


<1章の顛末の回答>


富竹は含めずに圭一の死因を考えてみよう。
圭一が家を出て走り去る時には圭一は「死ぬつもりはなかった」魅音、レナの為にも生き延びる、と言っていた。
にも関わらず、圭一は「ごめんなさい」と連呼しながら、明らかに「自殺」している。

そう、家から走り去ってから電話ボックスのシーンまでに、圭一の考えが180度変わっているのです。
では、何があったのか。

圭一は、自分が時計の裏に貼り付けたものが「注射器ではなかった」事に、走っている時、もしくは
逃げ切って安全を自覚した時に『気付いた』のではないだろうか。
そう、好きだと気付いたレナを、勘違いで、自分の手で・・・・殺してしまったのだから。
つまり、圭一の死に方は薬などではなく、懺悔の自殺。

切り取られたノートについてもそう考えると辻褄が合う。
切り取られたのは「注射器」そして「バラバラ殺人の被害者をもう一度調べて下さい。生きています。」の2行です。
この2行は的外れなバラバラ殺人への意見、そして注射器と言いながらマジックがついていた両方的外れなもの。
せっかくの園崎家犯人説を、圭一の奇行で片付いてしまうものなので、第一発見者の大石によって握り潰されたのではないか。
そう考えていましたが、これも圭一が行ったと考えるとすっきりします。
あれ、警察呼んだりしてるな自宅・・・・無理っぽい。

家〜電話ボックスの時間経過が曖昧ですが、意外と時間が経過していると過程。
圭一が逃げ切り、そして自分の過ちに気付き、それから自宅へと一度戻って、自分で時計の裏のマジックと2行を切り取って
貼りなおしたのではないか。自分の他殺を消す苦し紛れの行動。
そう、自分は殺人者ではなく、オヤシロ様に乗り移られて殺したのだ、と。
だからそのまま自殺するのではなく、以前「オヤシロ様を疑っている」と言っていた大石に「オヤシロ様が犯人」だと告げ、
自害するのである。 そう、大石がメモを捜査の邪魔だから破ったというのがミスリードだったのだ・・・
ちなみに圭一は自害、第一発見者の大石の前に両親がメモとマジックを発見、意図的におかしいところだけ取り除いた
という可能性もある。これはどちらでも構わない。こっちのほうが自然かな?

なお、おまけで語られていた内容。圭一殺害で得をする人物は・・・・?
誰も居ない。そう、ただの暴走による殺害、そして自責の念からの自害なのだから。

以上、1章推理完了!!




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